昨日は4年ぶり(だと思います)の江戸川花火大会
無論、「凄く綺麗でした!」みたいなことではなく(実際に見に行っていません)昨日(朝昼)と今朝のランニングからの視点です。
江戸川に来て8年以上が経ち、(いつも)8月第1土曜日という1年で屈指の暑い日でした。
市川外来帰り暑いさなかを土手沿いにランニングするのですが、(花火は夜なのに)すでに土手上には(浴衣とか甚平など着た)多くの人がいて「走りにくいから、花火の日は嫌だな」と記憶がありました。
昨日は(4年ぶりとはいえ)その記憶が強いので、「人が多くて走りにくいんだろうなー」と覚悟をして、いざ土手へ
「えっ!」
驚きました。
無論いつもよりは、2倍3倍人が出ているとはいえ(記憶の中のように)走りにくくないのです。
「何故だ?」
この4年で私の走りが進化して(ボクサーのように)華麗にかわしながら走れたのでしょうか?
残念なことに、そんなことはありません。(それよりは、寧ろ年齢が…)
実際は、この4年での外来時間の変化だったのです。
外来が早く終わる様になったので、其の分「花火客が大勢溢れてくる前に」走れていたのです。
昨日の屋上
風があるから、あれだけ暑くても快適な屋上
そして今朝。
撤収作業中の業者さん達を横目で見ながらのランニング。
この4年で走りはじめる時間が早くなっていることに気付かされました。
〇 本文
まずはatezolizumabの「手術不能又は再発乳癌」での適応承認、その後pembrolizumabの「手術不能又は再発乳癌」での適応承認⇒同薬剤の「術前術後の」適応拡大
この度に、コラムで取り挙げてきましたが…
atezolizumabの「手術不能又は再発乳癌」での適応承認の際には、何故か?コラムでは取り挙げていませんでしたが(替りに)術後補助療法として使用している「とんでもない適応外診療」についてコラム284で取り挙げています。
pembrolizumabの「手術不能又は再発乳癌」での適応承認の際にはコラム310で「術前術後の」適応拡大についてはコラム364で取り挙げています。
これだけバラバラになると、「訳わかんなく」なるのが人というもの…
今回、(コンパニオン診断薬である)PD-L1抗体と合わせて「復刻」しましょう。
★PD-L1抗体が2種類あって、atezolizumabとpembrolizumabが(それぞれ別々のPD-L1抗体で適応が決まることが、ややこしくしています。
免疫チェックポイント阻害剤の適応承認
時系列
2019/9/20
atezolizumabが「PD-L1陽性、TNの手術不能又は再発乳癌」に適応承認
臨床試験 IMprassion 130 PFS hazard ratio 0.62
regimen 併用薬剤 nab-paclitaxel
2021/8/25
pembrolizumabが「PD-L1陽性、TNの手術不能又は再発乳癌」に適応承認
臨床試験 KEYNOTE 355 PFS hazard ratio 0.65
regimen 併用薬剤 gemcitabine+carboplatin / nab-paclitaxel / paclitaxel
2022/9/26
pebrolizumabが「TN 再発高リスク(T1cN1以上or T2N0以上)の術前術後」に適応拡大
臨床試験 KEYNOTE 522 3yEFS hazard ratio 0.63
regimen
(術前)pembrolizumab+paclitaxel+pembrolizumab⇒pembrolizumab+epirubicin(or doxorubicin)+cyclophosphamide ⇒(手術)⇒(術後)pebrolizumab単剤
PD-L1抗体
①sp142(抗PD-L1ウサギモノクローナル抗体)atezolizumabに適応
PD-L1の細胞質内ドメインに結合
腫瘍浸潤免疫細胞(IC リンパ球、マクロファージ、樹状細胞、顆粒球)のみを評価
陽性のICの割合が1%以上で陽性判定(データでは40.8%が陽性となる)
②22C3(抗PD-L1マウスモノクローナル抗体)pembrolizumabに適応
PD-L1細胞外ドメインに結合
腫瘍細胞とIC(リンパ球、マクロファージ)の両方を評価
Combined Positive Score(CPS)を算出
CPS= PD-L1発現した浸潤癌細胞とICの総細胞数 / 総浸潤癌細胞数 x100
CPSは10以上で陽性判定(データでは38.1%が陽性となる)