単孔性乳頭分泌(3か月以上継続)「血性乳頭分泌」はメディカルプラザ市川駅へ。
メディカルプラザ市川駅
土曜(10:00~13:30)
【予約制】
電話047-326-3500
*血性乳頭分泌でメディカルプラザ市川駅を受診する場合、土曜日(10:00~13:30)で予約をとってください。
(単孔性)血性乳頭分泌
妊娠期以外は、かなり要注意の所見です。
殆どが「腫瘍が原因」乳管内乳頭腫か乳癌です。
特に50歳以降であれば、乳癌 > 乳管内乳頭腫(良性)と考えます。
腫瘍が超音波で見えない場合には「早期発見のこの上のないチャンス」です。
私は先日、ある患者さんを診察しました。
私は「前医で行われていた」診療を聞いて「耳を疑いました」
とんでもない医療が行われている。どうにかしなくてはならない。
それで、ここに「緊急告知」をする決意をしました。
個人を特定するような情報は一切出しません。
Aさん (年齢:50歳以上)
数か月前から「血性分泌を自覚」していました。
下着につく程度、「量が多くはない」とは言え、暫く様子を見ても止まらない。
「意を決して」有名な○○病院を受診しました。
そこでマンモグラフィー及び超音波を行い「異常無し」
担当医は「検査で異常が無いです」
Aさんは「でも、この血性分泌は不安です。」
担当医は「そんな人は何人もいますよ。検査で異常所見が無いのだから仕方がありません。」
(Aさんが、なおも「血性分泌の不安」を訴え続けると)
担当医は(あきらめたように)「それでは半年後、受診してくださいね。」
これに不満を持ったAさんは、次にこれまた有名な○の○病院を受診しました。
担当医は(前医と全く同じように)「検査は異常ありません。」
なおも、Aさんが心配な旨を伝えると
「これ以上、如何しろというの? 針でも刺して調べようか?」
Aさんは「2つの病院の医療に大変失望し」インターネットを見て私のところを受診しました。
私の診察
明らかな血性乳頭分泌です。
超音波検査及びマンモグラフィーでは異常所見はありません。
当然、乳管造影すべきです。
Aさんへの説明 (図を書いて説明しました)
血性分泌があるということは、この乳管内のどこかで出血を伴う分泌があります。
その原因は?というと、「乳管内の腫瘍が原因」と思われます。
※「妊娠期に起こる血性分泌」は発達する乳管の破綻によるもので心配ありません。
この乳管内の腫瘍を診断するためには
- まず、「乳管造影」を行い『この乳管の中に腫瘍があることの診断』を行います。
- 次に、「乳管(腺葉)区域切除」という手術を行い、『この腫瘍を乳管ごと摘出』します。
以上、説明しました。
Aさんは検査に同意され、その場で「乳管造影」を行いました。
CCは真上から見る方向
MLは真横から見る方向です。
乳管が途中で断裂(腫瘍が造影剤をせき止めている)
この赤矢印部位に腫瘍の存在が証明されました。
◎今後は、乳管(腺葉)区域切除を行い、この乳管を腫瘍ごと摘出します。
これは術中に、色素で染色して「選択的に」この乳管だけを摘出する手術です。
本来の乳管の走行
(赤矢印の部位に腫瘍が存在)
白点線が本来の乳管の走行を示す。
乳管区域切除で切除する範囲
腫瘍(赤)は通常複数存在する
オレンジ点線が切除範囲を示す。
血性分泌のある方
メディカルプラザ市川駅/江戸川病院を受診してください。
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