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今週のコラム 404回目 111/153復刻版 その症状は「乳癌」や「転移」ではありませんよ。

心躍る方へ

今日は土用の丑の日。メニューとして浮かぶのは「ウナギ」君ですが…

鰻を思い浮かべても(今日は)心躍らない。

心躍る方へ。ということで自分の胃袋君と真剣に向き合った結果…

「すき焼き」に心躍りました!

鍋物同様、どうしても夏場にはイメージとして敬遠しがちですが、(暫く食べてなかった分)心が躍ったのでしょうか…

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これは昨日の屋上

いつものオクラ納豆に

(セブンイレブンからの)

ゴーヤサラダ+蛸とブロッコリーのバジルサラダ+鉄板焼きハンバーグ

 

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同じ場所なのに、ずいぶん影となってますね!

時の移ろいを感じます。

 

 

 

最近掲載されたQAより

[管理番号:11239]転移の心配
心臓あたりが圧迫されるような痛みがあります。その痛みの場所が胸壁なのか肋骨なのか自分では分からないのですが。あえて力を入れたりしなければ全く痛みはありません。また、喉が何かで詰まったような感じも同時期から続いており、骨や肺への転移が頭をよぎりとても不安です。

回答

こんにちは。田澤です。

「心臓あたりが圧迫されるような痛み」の原因は何なのかは不明ですが、少なくとも「喉が何かで詰まったような感じも同時期から続いており」←この症状はLH-RHagonistによるエストロゲン欠乏症状だと思います。

★皆さん、遠隔転移に症状があると勘違いしているようですがそれは大きな勘違いです。(「かなり前」の今週のコラムのテーマにもなってますよ。この機会に熟読してみましょう)

〇 本文

このQに回答していて、気付きました。

今週のコラムも400を超えて、重要(というか、より「普遍的な」)コラムの存在感が薄くなってしまい、効力を失いつつある(大袈裟ですが)

と、いう事で(普遍的なテーマの)コラムの復刻版を掲載することにします。

随分、過去に遡りますが…

今週のコラム111回目  大事なことは、これら①~④の病気など世の中には無いのです。それは(我々医師には)自明なことなのです。

ここでのポイントは

①「胸が時々痛かった(乳頭付近が痒いこともあります)」

②「脇に違和感」があり、「腕に痺れ」も感じる。

③「背中~肩甲骨にかけての痛み(違和感)」

④「鎖骨」のあたりから、頸にかけての違和感

 

以上は、30歳代後半となり「卵巣が徐々に(閉経へ向けて)不安定」となるとホルモン分泌が不安定となり、良く出てくる症状です。

★無論、乳癌とは「全く」関係ない症状です。

しかし実際には、①があると「乳癌では?」と心配になるし、②があると「リンパ節に転移?」のような発想となるようです。

★無論、乳房痛は乳癌の症状では「絶対に」無いし、リンパ節転移で脇が痛くなることも「絶対に」ありません。(腋窩リンパ節転移に症状など「一切」ありません!)

更に③があると「(肩甲骨や背骨の)骨転移?」と無駄に心配し、④があると「鎖骨転移もしくは鎖骨窩リンパ節転移?」みたいな発想となるようです。

通常でも、年齢的に卵巣が不安定となっているので「しばしば」上記症状が見られますが、

更に

「乳癌と診断されると、それによるストレスが卵巣を更に不安定とさせる」

⇒『転移では?という発想が更なるストレスとなり』⇒『症状が強くなりより不安となる』

このような悪循環に陥らない為にも、この復刻版コラムを理解して健全な精神を保ちましょう。

今週のコラム153回目 喉がイガイガするとか咳が出る→それは風邪です。

遠隔転移に症状が無い事については、このコラムを読んでください。

1.肺転移 症状はありません。

咳や痰⇒それは間違いなく風邪ですよ。

胸部レントゲンなどで「偶然」に発見されることが殆どで、無論無症状です。

 

2.肝転移 無症状です。

肝機能障害でません。

(よくQAにありますが)術後の抗がん剤中に肝機能が上昇⇒肝転移?と心配している方がいらっしゃいますが…

違います。

基本的に術後抗がん剤中の症状は「転移」ではなく、抗がん剤の副作用そのものです。

肝機能障害の原因は

1.抗がん剤中であれば、抗がん剤による「薬剤性」であり、

2.ホルモン療法中であれば、ホルモン剤による「薬剤性」を考えるべきです。

★肝転移で肝機能障害が出るケースは

(肝転移が既に判明していて)その病巣が限界まで進行した場合となります。

 

3.骨転移

これだけが「唯一」症状が出る転移と言えますが…

骨転移が背骨や骨盤など体幹部にでること

手術した側の(創より)下に「肋骨転移?」と心配するケースの殆どは「モンドール」であること

今週のコラム 93回目 創部の下が痛い場合には「骨(肋骨)転移?」と、心配されるようです を参照のこと

 

4.脳転移

これはそもそも血行性転移として(他の血行性転移が無い状態で)脳転移単独が起こることは非常に稀なので、余程の事が無い限り除外しましょう。

余程のこととは…

「左右差」 良く私が説明するのは、

自分ではまっすぐ歩いているつもりなのに、「どんどん右(左)」に逸れていくなどの症状です。

右(左)半身だけに力が入らない、動かないなど これは脳梗塞に類似した症状といえます。