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今週のコラム 223回目 乳癌診断の実際 vol.1 画像診断(後編)

こんにちは。田澤です。

新型コロナウイルス肺炎、猛威をふるってます。

今朝のニュースでは中国で感染者3万7千人、死者803人。

致死率がそれほど高くないところを見ると、基礎疾患のない「元気な」感染者から拡散しているのかもしれません。

世界から「感染国」扱いされ始めた日本の観光産業は打撃をうけそう。

皆さん、気をつけましょう。(どうやって?) とりあえず、人込みは避けた方がいいのかな。

 

先週のスカロケ

リスナーからのトラブル案件。

イタリアンで働いていた頃、電話予約で『誕生日なので名前を入れてほしい。「しげぞう」』

当日、お店に現れたお客さんは、どう見ても女性4名。店がてんてこ舞いで、それに気づいたのがケーキを出す直前。

(頭の中で)『しげぞう、居ないんじゃない?(もしかして、聴き間違えたのか??)』

しかし、どうしようもないので腹をきめて、

 

そ知らぬふりをしてケーキをテーブルに置いたら、(お客から)ひそひそ声が…『このケーキ、しげぞうって書いてない??』

どうやら、本当は「しげ子」だったらしい。

(2人で再現をやってました。)

秘書『しげ子って、入れてください。』

マンボウ『しげぞう ですね。』

秘書『違います。しげ子です。』

マンボウ『解りました。しげぞうですね。エス、エイチ、アイ、ジー、イー、ゼット、オウ、ユー ですね?』

秘書『違います。最後ゼット、オウ、ユーではありません。ケー、オーです。』

マンボウ『了解しました。しげぞう様お待ちしております。』

 

おまけ

QAで「1000% その通り」と書いているちょうどそのとき、FM(DAIGOのOHAYO-WISH!!)で(カルロスの)「君は1000%」が流れてきました。(笑っちゃいますよね?)

 

乳癌診断の実際 vol.1 画像診断(後編)

前編では一般的な三種の神器?である「マンモ・エコー・MRI」について説明しました。

今回は特殊な検査を説明します。

〇乳管造影

 

step 1. 涙管ブジ―による乳管孔の拡大

細いもの→太いものへ徐々に広げていきます。

 

 

step 2. 造影剤の注入

(step 1で広げた)乳管孔に専用の針を入れて、造影剤を注入します。

 

 

step 3. 撮影

造影剤を入れた状態で(マンモグラフィーを)撮影します。

 

 

 

 

乳管造影って、どんな場合に行うの?

 

 

 

乳頭分泌がある場合だよ。

ただし、「単孔性」であることが絶対条件なんだ。

 

 

単孔性って、どういうこと?

 

 

〇単孔性

 

乳管孔は十数個あり、それぞれが枝分かれしながら

独立し乳管系を作っている。

 

 

 

分泌している、その孔をブジ―で拡張し、

(拡張した乳管に)造影剤を入れるのです。

 

 

 

単孔性の意味は解ったけど、

何故、それが重要なの?(多孔性では意味がないの?)

 

 

よく、考えてほしいんだ。(物事はブラックボックスに入れちゃー、いけないよ)

腫瘍が原因である分泌(これを「乳管内病変による分泌」と呼びます)は必然的に単孔性となるよ。

 

 

えっ?どういうこと?

 

 

 

乳管内病変は乳管の1か所からできるからなんだ。

その乳管内で増殖しても「同じ乳管系の中」なので単孔性となります。

 

 

 

多孔性の場合には、それ以外の原因で分泌が起きているので気にしないようにしよう。

 

 

 

「それ以外の原因」とは?

 

 

 

1.乳腺症(に伴い、複数の乳管が閉塞したり分泌亢進で起こる)

2.高プロラクチン血症(これは分泌液性状がミルクとなります。)

どちらも、癌とは全く無関係

 

「単孔性」=「乳管内病変」ということ?

 

 

 

「単孔性」だけではなく「継続性」も重要なんだ。

一過性(2,3日出たけど、その後は出ないとか)は乳管内病変ではないね。

 

 

「単孔性」の「一過性」はどういうケースがあるの?

 

 

 

「ホルモン分泌」と関係しているケースが多いよ。

特に多いのが、「月経終盤の一過性」これは、月経に伴い「乳管上皮が剥がれて出血」するから

また、更年期の時期にはそれ(月経)との関連が解りにくくなるけど「継続しない」場合は大丈夫。

〇江戸川病院での診療風景

(江戸川外来にて)

 

半年前から分泌あるんです。

ただ(前医では)『エコーでもMRIでも所見がない。様子見るしかない』って、言われて。

 

 

了解しました。それでは診察しますね。

たしかに、単孔性ですね。

しかも量が多い。これは(癌かどうかは別として)乳管内病変だと思います。乳管造影したほうがいいね。

 

それって、どんな検査?

 

 

 

乳管を細い針金で広げて、(その乳管に)造影剤を入れて撮影します。

市川 注 5 )で(私が)土曜日に行っています。予約しますか?

 

注 5 )メディカルプラザ市川駅 総武線市川駅の向かいダイエービルの9Fにあります。

(メディカルプラザ市川駅にて)

 

痛いですか?

 

 

 

乳管の「太さ」によります。

最初から太ければ、ブジ―も軽く通るのでそれ程痛くないんだけど、

「細い」場合には、それを広げる際に若干痛みがあります。

 

ブジ―が入りました。これから少しずつ太いものへ入れ替えて拡張しますね。

 

 

(ブジ―を造影剤の注射器に入れ替えて)

これから造影剤が入りますねー。

 

 

(撮影後)

 

やはり、乳管内病変がありますね。

ここから分泌があるのです。

 

 

 

 

 

 

それって、癌なの?

 

 

 

それは、解りません。

病変が(ある程度)大きくなれば、エコーで視認できるようになるので、その場合には針生検などできます。

ただ、この段階(エコーで視認できない)で診断を確定するにはその病変を(乳管ごと)切除する乳管腺葉区域切除(手術)となります。

 

「大きくして(育てて)から、診断する」なんて、嫌だわ。

是非、手術お願いします。

江戸川病院 東京都江戸川区東小岩2-24-18 電話03-3673-1221
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