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江戸川病院乳腺センター長 田澤篤 さん 183件
2022-10-13 06:47:50 掲示板 2022年10月9日~10月15日
今日もQAやってたら、こんなQが…
『Q&A 2022年10月12日4 離れたリンパ節転移時の治療について』
私の回答(A)を以下に掲載
遠隔転移は薬物療法先行が標準治療であるとは学びましたが、できれば大元である左胸と左腋窩リンパ節を手術で取った後に、抗がん剤治療をする方が、少しでも長く生きられる確率が高いように感じるのですが、先生の見解はいかがでしょうか。
⇒質問者が正しい
そもそも「離れたリンパ節」というのが「何」を指しているのか?
まずは主治医に正確に確認しましょう。
「胸側」との記載から可能性の高い順に
1.胸骨傍リンパ節
2.縦隔リンパ節
となりますが、いずれであれ「life threateningな遠隔転移ではない」のだから、質問者の理解されているように通常通り乳癌の手術を行い、その後に
(薬物療法より先に)上記1であれ、2であれ「まずは放射線」⇒(その後)「薬物療法」すべきです。
turning pointとなるので、よく考えて行動しましょう。
★リンパ節転移があるくらいで(手術、放射線を含めた)局所療法をないがしろにして、すぐに「薬物療法一択」とする乳腺外科医が目立つのはどういうことなのだろうか?
「胸骨傍リンパ節」にしろ「縦隔リンパ節」にしろ局所療法(放射線)で完璧にコントロールされてしまうケースが多い(全例とまではいいませんが)ことを体感している私にとっては、それ(胸骨傍や縦隔リンパ節転移)の意味合いを誤認しているとしか思えません。
★★君らの誤認のせいで、患者さんの運命が捻じ曲げられる可能性が十分にあることを認識しなさい!
そう言いたい。
現状、患者さん自身が自ら行動するしか道は無さそうです。(勇気をもってsecond opinionしたとしても)同様の医師にあたってしまったら… 本当に救われない!)
2022-10-12 06:37:54 掲示板 2022年10月9日~10月15日
今日も朝からQAやっていて…
術後補助療法なのに「TS-1」を平気で勧めてくる主治医
『Q&A 2022年10月11日5 エスワンタイホウ服用をするべきかどうか?』
TS-1の適応は「手術不能または再発乳癌」です。
術後補助療法では決して使用してはいけません。
この主治医は何の積り?
無知なのか? それとも「適応外を承知の上で」適応に無頓着なのか? ⇐それは「立派な」犯罪者だ!!!
私はかなり怒っています。
2022-10-09 08:02:04 掲示板 2022年10月9日~10月15日
最近、外来で熱くなったことがありました。
tamoxifenによる卵巣腫大
まずは復習から…
(以下、今週のコラム303回目からの抜粋)
・ tamoxifenで増大することを(何故か?)知らない婦人科医が多く(本当に不思議、「何でだろう 何でだろう 何故だ?何でだろう(これだけ閉経前乳癌が増えているのだから、同様のケースを経験したことがありそうなのに…)何故だ?何でだろう?♫」)、「卵巣悪性腫瘍などを疑われMRIされたうえで脅される」ケースが後を絶たない!
LH-RHagonist 卵巣を「抑制」する
tamoxifen投与中「卵巣腫大」となったさいに、投与すると縮小を大いに期待できる。
★ 婦人科で「卵巣腫大を指摘され、無駄にMRIをされそうになったら…」まず、LH-RHagonistを行いましょう。
ここまで復習した後で、ある患者さんの外来診療にて…
『婦人科検診した際に、卵巣腫大を指摘され、こりゃ大変だ!大学病院で手術してきなさい!といきなり紹介されました。tamoxifen飲んでいるんです。と言っても、「そんなの関係ないよ。卵巣癌だったら大変だから手術すべき」と、取り合ってもらえず着々と手術の準備として検査をされました。そして来週手術予定なんです。』
皆さん、どう思いますか?
何故、tamoxifenで卵巣腫大が起こることを婦人科医は知らないのか?
その患者さんのご希望通りLH-RHagonistをしました。
無論(希望もしていない)卵巣手術はキャンセルして、(その病院には行きづらいだろうから)別の病院で卵巣が縮小することを経過みてもらうようにアドバイスしました。
私は怒ってます!
今回の経緯(無論、LH-RHagonistで想像通り卵巣が縮小して疑いが晴れることを確認したうえで)を、(卵巣癌として手術をしようとした)その大学病院の婦人科医及び、検診のクリニックの医師宛に(お節介かもしれませんが…と前置きをおいて)「報告書」として送りつけます。
婦人科学会に「学会として」tamoxifen投与患者さんの卵巣腫大について周知してもらうように働きかけられないものかなぁ。
やっぱり(今回のように)当事者である婦人科医宛に「個別に」地道に訴えかける。
蟻の穴から堤も崩れる。地道な努力ですね。
2022-09-30 08:01:47 掲示板 2022年9月25日~10月1日
火水木と3日続いた「外来」も終わり、この空のように「晴れて」手術です!
患者さんの「小さな」しこりをエコーで見てから、「ココだな」と触診しても(触診では)全くわからない。
『我々は、(エコーで)ここだと意識すれば、何となく触診で「なるほど、これか」と認識できるものですが、あなたのシコリは、場所が解っていても全く触知できません。』
『そうなんです。クリニックでは解らずにがんセンターで診断してもらいました』
そんな会話をしながら、この程度の所見だと生検もせずに無意味に経過観察となって、「もっと育ててから」癌と診断されるケースも多いのだなー。
と、考え…
更に、この大きさだと「生検しても平気で外す」医師も多いことに思いを馳せて、(せっかくの天気が)モヤモヤしたものに感じたのでした。
あぁ、何とかならないかなぁー。世の中不公平ですね。(愚痴です)
2022-09-12 08:59:06 掲示板 2022年9月11日~9月17日
たつのおとしごさん、こんにちは。
「耳」も気にしなくてはいけないなんて…
水泳って、やっぱりいろいろ大変そうですね。
私がトライアスロンに(気持ち的に)一番近づいた?のは研修医でフルマラソン走った時。
同僚?看護師の友人である消防士がバリバリのトライアスロン選手。彼からの一言
『マラソンの次はトライアスロンだろ?』
当時は真剣に考えましたが、結局(忙しさにかまけて?)やらず終い。
今でも(水泳好きで有名な)村上春樹作品で、主人公が(当然のように)日常的に泳いでいるのに引け目を感じます。
ランニングは距離を増やした後は、懸念である膝が今一つだったのですが、終わった後にキチンと氷嚢でクーリングするようになってから快調です!
上手に泳げるって、とても羨ましい。いつまでも続けられるといいですね。
2022-09-03 08:11:10 掲示板 2022年8月28日~9月3日
沖縄に台風が直撃しそうな、この週末。
今日の午後、天気予報通りここ東京は晴れて欲しいなぁ。
そんな思いで、今朝もQAの回答をしていました。
そして、またpassionが沸き起こったのです。
そこには「ある伏線」が存在していたかもしれません。
その「伏線」とは…
皆さん、今週のコラム354回目を再読してみてください。この「Q&A 2022年08月09日3 左乳房にしこりと痛みと熱。左腋窩リンパ節にしこり。リンパ節転移の疑いとされています。 35歳女性(今週のコラム354回 )」をちょうど市川で診察したばかりだったのです。 予定通りMMTEしたわけですが、やはり(私からみれば)何の変哲もない「肉芽腫性乳腺炎」でした。
あー、世の中の乳腺外科医が「肉芽腫性乳腺炎」を知っていれば、こんな悲劇は起こらないのに! (つい、その患者さんに、そんな愚痴を吐き出していたのです。MMTEの圧迫止血の時間に)
そして、今朝です。
「Q&A 2022年09月02日3 胸の大きなしこりと赤み、痛みについて。」がありました。
(以下、全文 いずれQAに掲載されますが…)
***
病名:嚢胞内乳がん疑い、炎症性乳がん疑い
症状:右胸のしこり、乳首周辺の赤み、乳房痛、乳頭からの黄色い分泌液
投稿日:2022年9月2日
ご多忙の中、このような質問の機会を与えていただき、ありがとうございます。
質問させてください。
35歳女性です。授乳は4年ほど前に終わっています。子供は一人です。
今年の4月半ば頃から右胸に違和感がありました。
その後、固くなってきて、現時点で乳首下辺りから上に向かって大きなしこりになっていす。たまにピリピリというかずきっと痛みを感じます。
生理前後で痛みと大きさが多少変動していたので、あまり気にしていませんでしたが、6月末に受けた健康診断でマンモグラフィー、エコー共にD2要精密検査とでました。
そして先週の木曜日にやっと総合病院の乳腺外科へかかり再度マンモグラフィーとエコーに加え、触診の後針生検をしてもらいました。
針を入れた時、腫瘍から透明の液体が漏れ出たようで、看護師さんと先生が慌てて拭いていました。
検査結果は2週間後、ご家族の方と一緒にきてくださいと先生に言われてしまい、絶望しました。
その日の針生検後から右胸全体が腫れ出し、腫瘍がない箇所の赤みが出てきたので翌日再度受診しました。
針生検箇所からの炎症ではないが、血液検査の結果微量の炎症反応が出たので抗生剤を処方しますと言われ7日間服用しました。
服用2日目から腫れは治まったのですが、飲み切る本日時点でも赤みは強くなる一方で範囲も少しずつ広がってきています。それまではなかったのですが、乳首から透明な黄色い分泌液が出ました。
そこで炎症性乳がんを疑い、再度病院にかかりました。
担当医は典型的な炎症性乳がんの所見ではないけど、確かにエコーで見ると赤い部分は浮腫んでいるとおっしゃってました。毛穴も開いた感じがあります。
右脇に違和感を感じていたのでそちらも診ていただきましたら、そこは特に何もないとの診断でした。
その診察の際、電子カルテに嚢胞内癌疑いと記入してあるのが目に入りました。
それでも不安に思い、本日他の乳腺クリニックに行ったところ、エコー検査をしていただき、80%の確率で乳がんだろうと診断を受けました。
腫瘍はかなり大きいので、これ全てが癌だとすると遠隔転移してなくてもステージ3以上、もしかしたら腫瘍の中に小さい癌があるのかもしれない(しこりの中心部に血液反応がでてる)けどそれも結果次第とのことでした。
右脇も診ていたどきましたら、リンパに2箇所ほど少し炎症があるけどそんなに気にならないと言われました。
リンパに何もないなら、遠隔転移はしていないですか?と聞きましたらそうとも限らないと言われてしまいショックでした。
①炎症性乳がんの可能性
②骨や他の臓器への遠隔転移の可能性(5日ほど前から腰が痛いです。)
③そもそも癌ではなく他の病気の可能性
を伺いたいです。
長々と失礼いたしました。
子供もまだ小さく、診断後から眠れない日が続いており精神的に参っております。
ただいま関西に住んでおりますが、そちらに伺えば田澤先生に診ていただくことは可能でしょうか?
お忙しい中大変だとは思いますが、是非ご返信お願いいたします。
***
どうでしょう?乳プラheavey readerである皆様であれば、「典型的な、あれじゃない?」みたいな回答が導けるのでは?
★ 私も回答したので、近日中(管理者の予定次第ですが)にQAとして掲載されます。
管理番号10559 胸の大きなしこりと赤み、痛みについて。
私のpassion 無知な乳腺外科医に対して一言!
『あなたの「その無知」のお陰で、どれだけの患者さんが「無用な不安」と「無駄な治療」で苦しんでいるのか!』
それを学ぶ「場」があればいいのですが…
いかんせん、それを教える立場の医師自身が無知ときている・ 救いがない。
2022-08-29 13:58:45 掲示板 2022年8月28日~9月3日
施主
今朝、水曜日のワンモーニングを聴きながら走っていて(無論、ラジコです)
建築関係のリスナーからの投稿を読んでいた「あ〇お」さんの口から「せしゅ」
一瞬「あれっ? ’せぬし’ではなくて’せしゅ’だったかな?」今一つ自信がない。 先ほどネットで確認「せしゅ」でした!
言い訳ですが… (言いにくい言葉だとは承知していますが)「せしゅ」がたどたどしい言い方だったので(元、アナウンサーなのに… ちょっと厳しすぎるかな? 反省)
2022-07-04 08:09:33 掲示板 2022年7月3日~7月9日
「Q&A 2022年07月01日3 母の治療について」を回答していて…
またか!!
月曜日の爽やかな気分が見事に吹っ飛びました!
(以下、抜粋)
主治医から、ホルモン療法+タキサン系のTC療法か、S-1という経口剤を1年間内服するという治療方針が提示されました。
この主治医はどういうつもりなのか??
(以下、TS-1添付文章から抜粋)
4. 効能又は効果
胃癌、結腸・直腸癌、頭頸部癌、非小細胞肺癌、手術不能又は再発乳癌、膵癌、胆道癌
その主治医に「適応外診療」という概念が無いのか?それとも「本当に無知」なのか?
皆さんどう思います?
週初めから気分の悪い投稿、すみません。
2022-06-20 09:03:01 掲示板 2022年6月19日~6月25日
(昨日)今週のコラム 346回目を掲載して…
1.診断がまともにできない(針生検しても、その結果に100%確信がもてない。故に無駄な経過観察となる)
2.リンパ節転移があると手術が大変だから、(患者さんの為ではなく)自分のために「術前抗ガンを強要」する。
3.レベル3リンパ節(鎖骨下リンパ節)の手術ができない。(実際には見学したことさえない)
★上記のような医療機関が世間的に『頼れる「乳腺センター」 診断からメンタルケアにいたるまで、包括的な乳癌治療を施す』と、言われている実態!
この乳がんプラザの場だけでも、そんな現状に一石を与えたいのです!
全国の困っている患者さんへ届け―!
2022-11-07 08:50:49 掲示板 2022年11月6日~11月12日
トップガン マーヴェリック!
昨日、掲示板で話題になってましたね。
なんといっても前作の経験から8年後には実際にパイロット免許を取得し、撮影現場からは自家用飛行機で(自ら運転しながら)帰ったらしい!
身体の鍛え方といい、正真正銘のプロフェッショナル。彼こそNHKのプロフェッショナルに出演してもらいたい。(ギャラ的に無理だろうけど)
マーヴェリックも観たいけど、前作の感動を思い出しました。
新潟南高校、所謂文化祭である『校風祭(こうふうさい)』
1年の時は「フットルース」だったから「トップガン」は2年か3年生の時、皆で踊りました!
今ではとてもいい思い出です。(小学生の作文みたいだね!)