4月、最初の土日
久しぶりに?バームクーヘンを巡る旅が途切れると思いきや、
(治一郎以外は)new face !
バームクーヘン的?に分類すると
全て「違う種」と言えます。(「種の起源」によると (笑)
1分間トースターで温めた
「サクサク」の旨さったら!
是非、お勧め
土曜日
和食にも「パン」
風が強くて(少し)寒かった
今日のシーフードスパイスカレー、屋上無理かもしれない!(テンション、結構下がります)
そして、日曜日…
東京は朝から雨(ランニング中は雨降ってなかったのが、せめてもの「救い」)
シーフードスパイスカレー
画像的には、「チキンカレー」(前回)と変わりませんね。
屋上には出れず…
シーフードと言えば、ワインはCHABRISでしょう。
ホタテも食欲をそそります。
ほうれん草はカレーにマッチしますね。
〇本文
乳頭分泌 前回(vol. 1)では乳管造影までを紹介しました。
ここからはステップ2「乳管腺葉区域切除」をご紹介します。
まずは、「乳管腺葉区域」の模式図を示します。
key wordは『 各腺葉の独立性 』です。
この独立性がある故に、分泌の神髄が単孔性となるのです。
1.腺葉区域の図
それぞれの腺葉区域は独立して、
その乳管も独立して乳頭に開口しています。
★乳頭の「十数カ所の孔」は、それぞれが独立した乳管系からの乳管の開口部なのです。
2.乳管内病変
乳管内病変は(複数ある場合でも)図のように「同一」乳管内に発生します。
たまたま、別の乳管系に同時に乳管内病変が発生することは「確率的に」無視できます。
この乳管内病変(腫瘍)から「分泌」や「出血」した場合に単孔性乳頭分泌となります。
〇 乳管腺葉区域切除とは? 何のために行う?
今回、紹介する乳管腺葉区域切除は、この乳管内病変の存在する「乳管腺葉区域だけを選択的に」摘出して、(病理学的)確定診断するための術式です。
〇 乳管腺葉区域切除 手順
3.色素注入
(乳管造影と同様に)この分泌している乳管に色素を注入して、(術中)視認できるようにします。
4.傍乳輪切開
乳輪に沿った切開 この手術で傷として唯一残るのがこの皮切
♯ 乳輪のライン上なので、「よくよく見ないと」気付かない程度となります。
5.(病変のある乳管腺葉区域の)乳管を結紮
上記3で染色した「色」を頼りに、この乳管を特定し、結紮します。
★ここが一番重要なところで、ここで失敗すると「綺麗な」手術とはなりません。
6.(この乳管腺葉区域を)末梢まで剥離(周囲から外す)
7.(乳管腺葉区域の)摘出
このように、その(病変を含んだ)一つの乳管系を摘出するのです。
摘出した標本をスライスして顕微鏡で病変の検索
エコー像との対比
術後創部
「創」そのものも目立たないし、(摘出する「乳管腺葉区域」も十数本あるうちの1つにすぎない)ので、乳房そのものの「変形」も殆ど無い。
★ 正しい乳頭分泌の診療が出来ない医師=乳管造影も乳管腺葉区域切除もしたことがない乳腺外科医は、子の手術で「乳頭も切除する」と勘違いしているようです!
皆さん、そのような乳腺外科医に惑わされることなく、正しい診療を受けるキッカケとなることを願っています。