こんにちは。田澤です。
皆さんも、ご存知のように某芸能人の方が「乳癌手術を受けた」という告知がありました。
その影響で、アクセス集中となりシステムが対応できずにQandAを閉鎖しています。
昨日、QandAをきっかけで受診された方に「QandAをこのまま閉鎖するわけではないですよね?」声をかけられました。
同様のことを心配されている方も多いと思います。
心配ありません。
いつもなら「QandAに追われる週末」なのですが、それが無い今週末、のんびりしていると同時に拍子抜けしている自分がいます。
つい先日、市川で「血性分泌」の方が受診されました。
どう考えても、「乳管内病変を疑うべき」なのに、前医では「超音波で所見が無いから様子を見るしかない。」と言われたそうです。
患者さん自身は「本当に1年後でいいのか?経過を見るしかないのか?」として受診されたわけです。
私は「またか!どうして、まともな診療ができないのか?」憤りを通り越して悲しくなりました。
話は戻りますが、某芸能人も早期発見とは言えなかったようですね。
大事なことは、「早期発見する糸口」なのです。
「石灰化」以上に早期発見を実現するのが「(単孔性)乳頭分泌」です。
私は「(単孔性)乳頭分泌」で『乳管造影⇒乳管区域切除』で沢山の乳癌の診断をしていますが、「石灰化以上に早期(非浸潤癌)率が高い」のです。
診断する医師の側で「早期発見の糸口を摘み取る」ようでは困ったものです。
flat epithelial atypiaやADHの診療もそうですが、私はこれからも「QandA」を続けることで、「早期発見を啓蒙」していきます。