みなさん、こんにちは。
昨日は(前回、予告したように)「イブランス発売記念講演会」に行ってきました。
データは、かなり優秀!
しかも副作用がコントロールできそう。(この点が、同じような薬剤として数年前に発売されたEverolimusとは大違い)注:私見です。
講演会では(ホルモン陽性)「再発乳癌のfirst line」での使用をしきりに勧めていましたが…
私の感覚では、①「化学療法でいい状態を作る」⇒②「その後(そのいい状態を)維持⇒(その先に)根治も?」
この②に期待しています。
都心のホテルに泊まったので…
今朝は「皇居ラン」を初めてしました!
am6時 (サンフリを聴きながらの)ランニングでしたが、(すでに)沢山のランナー。
前にランナーを見つけると、「追いついて、追い越したい!」
車の運転では(歳とともに)大人しくなった私ですが、ランニングでは大人にはなれそうもありません。
ターサージール6
ついに発売されました。
緑のターサージール4がお気に入りで、(5に違和感を感じていた)私ですが、早速購入しました。
ちょっと履いた感じは(5ではなく)4に近いかな?
明日デビューかな? とっても楽しみです!!
この土日は十分な時間がとれなかったため、(この時間になって、ようやく)今週のコラムを書きあげることができました。(あーよかった。)
★さて、前回「細胞診」の難しさ、その(前医での)結果を信頼することができない現状についてお話ししました。
それでは「針生検(バネ式)」はどうなのか?
さすがに「ゴリゴリの浸潤癌を外す」ことは、あまりないようです。(安心してください)
ただ、「low grade DCIS(低異型度非浸潤癌)」となると…
それでは、(思いつくだけでも、かなりの症例数なのですが)3例ほど紹介しましょう。
Case. 1
2年前 左のしこりを指摘
201x 5月 前医で細胞診施行し「悪性」しかし、(引き続いて)行われたCNB(バネ式針生検)にて「診断つかず」
201x 6月 当院でMMTE施行 診断 low grade DCIS
201x 10月 温存手術 手術病理 low grade DCIS, NG1(1+), 15mm
術後療法 放射線照射のみ(地元 東海圏)
Case. 2
検診マンモグラフィーで右のdistortion(ひきつれ)+calcification(石灰化)指摘
201y 11月 他院CNBにて良性
MMG distortion(点線)
US かなり微妙な所見
MRI 所見無
201y 12月当院でMMTE 診断 low grade DCIS
(翌年) 4月 乳房全摘 手術病理 非浸潤癌の残存なし(MMTEで取りきれたということ)
Case. 3
前医(大学病院)で6mmの腫瘍をCNBでADH(atypical ductal hyperplasia)
前医では外科的生検を勧められた。
201z 5月 当院でMMTE施行 診断 low grade DCIS
201z 7月 温存手術 手術病理 low grade DCIS, NG1(1+1), 69mm
★これら3症例ともにlow grade DCIS
確かに、診断は難しい部類ですが…
「前医でCNB(バネ式)良性」を信じられない私をご理解ください。