こんにちは。
今日のサンフリ
7時からのゲストコーナー (ゲストからオファーを断られ)「フリートーク」となっていました。
一之輔『いろいろな人に(ゲストの)オファーかけているからね。森まさ子法務大臣にも断られたよ。』
まいまい『大臣にもオファーしたんですか?』
一之輔『断られちゃったよ。「上手く答弁できるか分からない」とか、「紙読んでいいですか?」って、言われたよ。(国会じゃないんだから)それじゃー、ゲストに呼べないな。』
豆知識
森まさ子法務大臣って、(ウィキペディアによると)東北大学出身でした。(親近感覚えます)
法学部出身で弁護士のようですが、(東北大学法学部の)同級生に(あの)枝野幸男がいました!
国会答弁できないって、どういうことだろう?
弁護士なんだから、(法律は「お手の物」の筈だし)論理的思考はできそうだけど「準備不足」なのかな?
〇本編
『8165 細胞診の結果より針生検へ』を今朝、回答していて…
『正直な話、癌には強いがそれ以外の乳房の病気はそこまで詳しくないので』
という、その担当医のセリフに「湧き上がってくる」憤りを感じ、(別のテーマを準備していたのですが)急遽テーマを変えました。
何処が、間違っているの?
「癌でない」という時点で、その医師が「思考停止」しているところだよ。
きちんと診断(癌でないのなら、100%癌ではないと)してあげるべき
『経過観察とされている以上、乳がんの可能性が否定できずに毎日過ごす日々は不安でなりません。』(8165より抜粋)
たしかに、これでは、かわいそうだね。
(担当医のセリフ)『正直な話、癌には強いがそれ以外の乳房の病気はそこまで詳しくないので』
ここには2つの問題があります。
2つ?
問題点① 「癌以外は詳しくない」と開き直っているところ
現実に患者さんは(診断がつかずに)困っているわけなんだから、開き直っている場合ではない。
このような医師は(確定診断もせずに)すぐに「経過観察」と言いたがります。
結局、8165さんも(癌かもしれないという不安のまま)経過観察とされています。
★経過観察というのは(医師にとって)都合のいい言葉であり、(医師自身が)あとで責められない「免罪符」といえます。
経過観察という名の「免罪符」を振りかざすだけで、患者さんの不安を解消する努力をしない乳腺外科医、必要ですか?
2つ目は?
問題点② 「癌以外は詳しくない」乳腺外科医は、本当に「癌に詳しいの?」
(このような医師は)特に診断に問題があります。
結局、この8165医師は(確定診断しないまま)経過観察しています。
確定診断しないまま、経過観察するということは、常に(最初の時点で)癌を見逃しているリスクを背負っているという事です。
癌を見逃している(もしくは、「見逃す可能性がある」のに)「癌に詳しい??」 滑稽だね。
〇実際の症例提示 北関東在住
地元の病院で「肉芽腫性乳腺炎」って診断されたんだけど、全然良くならないの。
「ステロイド使わないんですか?」って聞いても、『使い方が解らないから』って不満なんです。
とにかく痛いし、膿も出るし本当に困るんです。
(北関東から)通院するのは大変だけど、治してください。
〇月△日(day 0) しこりを自覚
2日後(day 2) しこりに発赤が出現
day 5 前医を受診 CNB施行される
day 14 (CNBの結果)肉芽腫性乳腺炎と診断される 注 1 ) が、抗生物質を処方される 注 2 )
day 45 (悪化して)遂に自壊する。
day 46 前医を再診 切開排膿 注 3 )
day 48(当院day 0 )当院初診時の写真
(前医で処方されていた抗生剤は中止し)プレドニン20mg開始
自壊した皮膚欠損部は「グジュグジュして浸出液が多量に出てガーゼが必要
day 54(当院day 6)の写真
プレドニン20mg維持
(さすがに6日しか経っていないので)皮膚欠損部の大きさは変わりませんが、浸出液は著明に減少し乾燥しています。
痛みも無くなり効果を実感しています。
day 75(当院day27)順調に改善も、プレドニン20mg維持
day 103(当院day55)プレドニン15mgへ減量
day 131(当院day83)の写真
皮膚欠損部は無くなり、症状は殆どありません。
プレドニン10mgへ減量
肉芽腫性乳腺炎と診断される 注 1 )
⇒きちんと病理医が「肉芽腫性乳腺炎」と診断してくれるとは限りません。
(8165さんもそうですが)「肉芽腫性乳腺炎」とまで診断されずに「炎症性細胞の浸潤」としか記載しない病理医もいます。
抗生物質を処方される 注 2 )
⇒ここが、とっても残念なところ。
せっかく(病理医が)肉芽腫性乳腺炎と診断してくれたのだから、きちんと治療してあげないと可哀想。
肉芽腫性乳腺炎は「細菌感染ではない」のだから、全く無意味なのです。
切開排膿 注 3 )
⇒全く無意味。
切開した挙句に「あれっ、膿でないなー」などと言われたりします。
肉芽腫性乳腺炎「そのもの」を知らない乳腺外科医は多いし、(もしも肉芽腫性乳腺炎という病名を知ってても)正しい治療法を知らない乳腺外科医は、もっと多い。
肉芽腫性乳腺炎には2つの側面があります。
1.確定診断されないが故に、「癌かもしれない」という不安が継続する。(8165さんのケース)
2.(何とか、ようやく)確定診断されても、正しく治療されずに放置されてしまう。(症例提示のケース)
⇒ いつまでも「浸出液」が出たり、「痛み」に悩まされたりします。
「癌でないから、私のしったことではありません」では困りますね。
★当院を受診するタイミングとしては(1の段階も多いけど)2の段階の方が多数派です。