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5月13日(火)① 2件の乳がんQ&Aを更新しました。 *コラム497・掲示板関連

掲示板コメント

今週のコラム 497回目 病変を(少なくとも画像上)無くすこと

 

ステージ0の予後の差   [管理番号:12684]
女性44歳
■県内で一番の症例数の有名病院で、主治医はかなり経験豊富な院長です。

①その先生が、これでMRI写らない、とはと驚くほど、珍しいことなのでしょうか?

②なんで、そんなことになるのですか?と聞いたら、やはりできたばかりの早期中の早期だからだと思う(エコーで縦長でなく平べったく写り、下に線も出ない、組織診もステージ0、MRIにもほぼ写らない)
やはり、なかなかここまで早く見つけられないほど、早期中の早期では?との見解でしたが、田澤先生はとうお考えになりますか?

もちろん部分摘出で対応可能だが、追加で後ででてきた方の石灰化も、実は多発しているもので、こちらも癌の可能性も捨てきらないから(MRIでは初見なしだが)、組織診したとこだけを取る、もしくはそちら(追加ででてきた石灰化)も含めて1/4ほど取るという選択肢と、さらにまだ見えないだけで全体にあるかもしれないので全摘もある。
選んで下さいとのこと。

とりあえず1/4の部分にするも返答しましたが、全摘と迷っています。 ……【詳しく読む】ステージ0の予後の差

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乳がんステージ4の原発巣手術について   [管理番号:12648]
女性41歳
■田澤先生、はじめまして。
昨年秋に、初発で乳がんステージ4と診断され、現在レトロゾールとベージニオにて治療を行っております。
幸い、これらの服用によって、原発巣・転移箇所ともに縮小し、体調もよく、いたって普段通りの生活を送れております。

とはいえ、体内にがんを抱えていることは事実であり、子どももおりますので、できるだけ良い状態での長期生存を目指し、手術等も含め、今後自分にとってどんな選択肢があり、どんな方法が良いのか勉強しているところです。
田澤先生におかれましては、ステージ4でも積極的な手術をし、画像上がんをなくし、その状態を維持されることを目指して取り組んでいらっしゃるのかなと思います。
私もできれば身体からがんを無くしたいとは思いますが、基本的にはガイドラインでは全身治療がスタンダードで、手術には消極的な記載であると見受けられます。
おそらく、その背景には、JCOG1017「薬物療法非抵抗性Stage IV 乳癌に対する原発巣切除の意義(原発巣切除なしversus あり)に関するランダム化比較試験」があるのだろうと思います。これによると、手術が生存期間の延長につながるとはいえないという結論付けであり、先生の方針とは違うようです。

そこで伺いたいのは、先生の手法はこの試験の手順とは違ったアプローチをされているから、手術が生存期間の延長に繋がっているのでしょうか?
また、もし同じ手法であれば、この試験に対する見解を伺えればと思います。 ……【詳しく読む】乳がんステージ4の原発巣手術について

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