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8月25日(土)① 4件の乳がんQ&Aを更新しました。

乳がんに関するQ&Aを更新しました。

 

浸潤癌と言われて手術したのに非浸潤癌だった   [管理番号:6725] 
浸潤性乳癌の診断を受け、7月(下旬)日に全摘の手術をしました。

切除した検体の所見→右乳房は18×18×3cm大で、14×6cmの皮膚を付している。
割面観察にて明らかな占拠性病変は同定されません。
組織学的には図で示される範囲に、種々の程度に拡張する乳管や小葉構造内で管状、乳頭状に増殖する病変が広がっています。
円柱状の異型乳管上皮が
極性を有しながら配列しています。
核は楕円形~卵円形で、細顆粒状のクロマチンや1~2個程度の核小体を含みます。
免疫組織学的に筋上皮細胞(p63.calponin.CD10)を伴ってニ相性を呈しており、検索の限りでは明らかな浸潤性病変は同定されません。
乳管内にて増殖する病変も筋上皮を伴っていますが、単調な異型細胞の増生であることやCK5/6陰性であることからDCISと判断します。
断片への明らかな露出なし。

画像を見せてもらいましたが、9枚に断片化されていました。

非浸潤性乳癌の診断になり、今後の治療も無くなりました。

非浸潤性乳癌が浸潤してたとの話はよく聞きますが、浸潤してると言われて手術をしたのに、浸潤してなかったとの事で結果は良かったのですが、病理医の見落としの可能性とかはないのでしょうか?今後、実は浸潤してて、他に転移してしまった(手術後センチネルは転移なしと言われた)なんて可能性はないのでしょうか? 非浸潤性乳癌なら手術を先延ばしに出来たのでしょうか?
いろいろモヤモヤが募っています。
<女性:45歳>

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乳管内乳頭腫について   [管理番号:6564] 
・乳腺専門医でも、悪性と良性の区別はできるが、
良性疾患の病名までを確定診断する事は難しいのでしょうか?
①エコー検査では、濃縮のう胞と乳管乳頭腫を見分ける事は
難しいのでしょうか?
②また線維腺腫と嚢胞も見分ける事は難しいのでしょうか?

・濃縮のう胞は、時間が経ち古くなった嚢胞の中身が固まって
しまうものだと思うのですが、1ヶ月前にはなかった左の腫瘤が
濃縮のう胞の可能性はあるのでしょうか?
1ヶ月で濃縮のう胞ができる事はあるのでしょうか?

・乳管内乳頭腫は乳頭の近くにできる場合が多く乳頭から離れた
ところには多発する傾向があるとネットなどに書いてありますが、
私の左の腫瘤はCD領域の境目あたり外側に一つなのですが
本当に乳管内乳頭腫の可能性はあるのでしょうか?
乳頭分泌物はありません。

・乳管内乳頭腫で癌を疑わない場合は、特に精査はせず経過観察
のみなのでしょうか?
エコーのみで判断できるのでしょうか?
また、どのような場合、癌を疑うのでしょうか?
<女性:45歳>

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急に大きくなったしこりでも非浸潤癌の可能性が高いといわれました   [管理番号:6675] 
今回のエコーで脇の下のリンパに一個だけ微妙だが怪しいものがあったので細胞診をしました。
結構奥の方で取るのが大変だったみたいです。

これからもしがん細胞が出たら、抗がん剤を先にやったほうがいいかもしれんねーといわれていました。

最近左のお尻のすぐ上あたりが痛く、骨転移ではないかと心配です。

それと最近喋ろうとすると痰が絡んでかすれ声になります。

ネットで調べると、乳癌が縦隔リンパに転移して起こる半回神経麻痺でもそのようなことが起こると書いてあり、もしかしたらそれではないかと思ってしまいます。

そこで先生に質問です
この状態で前の先生の言うように非浸潤癌という事はあるのでしょうか?
もし、細胞診でリンパに転移してることがわかっても、抗がん剤より先に手術をしてもらった方がいいでしょうか?

上記の症状は、骨転移や縦隔リンパ転移の可能性はありますでしょうか?
<女性:53歳>

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HBOCの同時再建、術後の放射線治療に関する相談   [管理番号:6724] 
HBOCの同時再建、術後の放射線治療に関する相談です。

36歳女性。

2018年2月左乳がん診断
ステージⅡ
トリプルネガティヴ
悪性度3
ki67 43%
発見時のサイズは22mmくらい
エコーではリンパに腫れがあるけれど細胞診ではリンパ転移は確認されず術前抗がん剤でFEC+アブラキサンを4クールずつ

現在アブラキサン3クール目です。

しこりはほぼ見えないほど小さくなりました。

術前抗がん剤をしている間に遺伝子検査を受け、BRCA1に変異が見つかりました。

10月にセンチネル+全摘手術を予定しています。

相談内容は、2018年5月にHBOCのガイドラインが変わったということで、今後の治療や術式をどう考えていけばいいのかということです。
<女性:36歳>

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