乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ

[管理番号:6675]
性別:女性
年齢:53歳

田澤先生、初めて質問させて頂きます。

お忙しいところ、本当にありがとうございます。

1年前の検診のエコーで、少し怪しいところがあるが張っているだけだろう、念のため半年後でと言われて、半年後もあまり変わってないし張ってるだけだろうと、また半年後にといわれ、乳腺専門のブレストクリニックだから、怪しければ詳しい検査をするはずと安心していました。

もうすぐその半年が来る直前に自分で右乳首すぐ外側上にしこりを見つけました。

次の日受診しエコーで2.1×2.4の大きさになっており、半年でこんなになるなんて考えられないといわれて、細胞診をして血液がたくさん引け、
少し小さくなったので癌なら小さくならないといわれ、何かのきっかけで出血して大きくなっているといわれ、90%乳管内乳頭腫で、10%は乳頭癌だけど、乳頭癌だったとしても非浸潤だから大丈夫といわれ、細胞診の結果を聞きに行くと、classVでした。

その時にエコーの画面で斜め下に黒い丸い影があったので、これは何ですか?と聞いたらこれはお水だから関係ないと言われました。

紹介してもらった病院で再度エコーを受けたところ、しこりの横にモヤモヤとしたものがあるこれもしこりだと思うのではっきり状況を見るために造影のMRIを取ることに。

その次の日に組織診をするとの事。

今回のエコーで脇の下のリンパに一個だけ微妙だが怪しいものがあったので細胞診をしました。
結構奥の方で取るのが大変だったみたいです。

これからもしがん細胞が出たら、抗がん剤を先にやったほうがいいかもしれんねーといわれていました。

最近左のお尻のすぐ上あたりが痛く、骨転移ではないかと心配です。

それと最近喋ろうとすると痰が絡んでかすれ声になります。

ネットで調べると、乳癌が縦隔リンパに転移して起こる半回神経麻痺でもそのようなことが起こると書いてあり、もしかしたらそれではないかと思ってしまいます。

そこで先生に質問です
この状態で前の先生の言うように非浸潤癌という事はあるのでしょうか?
もし、細胞診でリンパに転移してることがわかっても、抗がん剤より先に手術をしてもらった方がいいでしょうか?

上記の症状は、骨転移や縦隔リンパ転移の可能性はありますでしょうか?

毎日不安で眠れず、やっと先生のサイトにたどり着きました。
どうぞ宜しくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「これからもしがん細胞が出たら、抗がん剤を先にやったほうがいいかもしれんねー」
→?
 前時代的。
 「リンパ節転移=術前抗がん剤」という発想は私には全くありません。

「最近左のお尻のすぐ上あたりが痛く、骨転移ではないかと心配」
→考えすぎです。
 乳がんの初期治療の段階で遠隔転移を考える必要はありません。

「それと最近喋ろうとすると痰が絡んでかすれ声」
→冷房病の一つでしょう。
 何でもかんでも癌のせいにすることは(我々専門家から見れば)「全くナンセンス」です。
 1000%無関係です。

「ネットで調べると、乳癌が縦隔リンパに転移して起こる半回神経麻痺でもそのようなことが起こると書いてあり」
→10000%ありえません。

 縦隔リンパ節転移など、乳癌の初期治療の段階で考える必要は全くありません。

「この状態で前の先生の言うように非浸潤癌という事はあるのでしょうか?」
→画像所見を見ていないのでコメントできる立場にはありまえんが…

 「半年前に癌と診断するほどの所見ではなかった」という状況からは、十分ありえるでしょう。

「もし、細胞診でリンパに転移してることがわかっても、抗がん剤より先に手術をしてもらった方がいいでしょうか?」
→「リンパ節転移=術前抗がん剤」という、全く意味不明な考え方には私は賛成しません。

 術前抗がん剤は「小さくして温存を狙う」以外に行う理由がありません。

「上記の症状は、骨転移や縦隔リンパ転移の可能性はありますでしょうか?」
→1000%ありません。
 ご安心を。

 
 

 

質問者様から 【質問2 しこりの形態が変わって来ました】

性別:女性
年齢:53歳

田澤先生、大変お忙しいところ、メールの返信いただきありがとうございました。

メールを見るまで、微熱が続いていたこともあり、不安で眠れない日々を過ごしていましたが、田澤先生からの返信を見てから気持ちがとても楽になり、前向きになれました。

恐れ入りますがもう少し質問させてください。

今回、しこりの横にもう一つモヤモヤっとした半分くらいの大きさのものがひっついてて、2個あるように見え、その状態をはっきりさせるために造影MRIを撮るとの事なのですが、先生曰く、この横のもやもやっとした一回り小さいもしかしたら今まで見えてたものかもしれないと言われたのです。

そして、何らかのきっかけで横に浸み出し大きなしこりを作っているが、そのしこりはびっしり癌細胞というわけでなく、周りが恐らく血液成分で大きくなっているとのこと。

しこりの中心にもやもやっとしたものがある感じでした。

今回測ると2.9センチでした。

と言うことは、前のブレストクリニックの先生が半年でこんなに大きくなるなんて考えられないと言われたように、半年でしこりが破れ浸み出して急に大きくなり増殖のスピードが早いタイプの、怖い癌という可能性はないのでしょうか?
7月(下旬)日に初めてしこりを見つけ、細胞診をしてからどんどん大きくなっているように感じるのです。
中でどんどん出血しているのでしょうか。

もともと左の乳房の方が大きかったのに、今では右とほとんど変わらないくらいになりました。

2個くっついていて、どちらも癌ということであれば、合計で3センチ以上になると思います。

昨日触ってみると、今までなかった(見つけられなかった?)しこりが触れて二つあります。

病院は手術ができるのは早くて9月との事でしたが、急激に大きくなるタイプの怖い癌であればなるべく早くしていただきたいのですが、そうでなければ、田澤先生がよく言われている、少人数で症例数の多い病院を探しセカンドオピニオンを受けたい気持ちもあるのです。

今の病院は、大学病院の先生が大学病院に患者が集中し検査の待ち時間が長くなることを
危惧して立ち上げられた病院なので、検査は早いし、手術数も多いのですが、執刀医一人当たりの手術数がわからないのです。

外から手術だけに来られている先生もいらっしゃるようで、曜日で執刀医が決まるが、みんなベテランなので心配いりませんよと言われました。

私が引っかかっているのは、一年前に初めて張ってるだけだろうと言われた時に、先生が「ん?初期の乳がん??」と呟かれたのです。

もしその時から癌だったとしたら、1年経ってますし、もうだいぶ進行した状態でどんどん増殖が進んでるのではないかと、心配です。

半年前になかったのに、一つのしこりが、破れて浸み出し2個になることもあるのでしょうか?
その場合浸潤が早く、早く手術しないと危険ということはないのでしょうか。

数日前から微熱も出ていて、それも心配の一つになっています。

前回受けた少し怪しい脇のリンパの細胞診は大丈夫でした。

田澤先生のご経験から、私のような状況をどう思われますか?
急激に大きくなっている増殖スピードの速い怖い癌の可能性があり、なるべく早くこの病院で手術してもらう方がいいと思われますか?

最終結果のお話まであと1週間ほどあります。

昨日、色々調べていて、あるブレストセンターで先生が1人でされている病院を見つけました。

年間130例、今までに1000件の手術をされている先生です。
結果を待ってからセカンドオピニオンとして行った方がいいのか、その辺りも悩んでおります。

その病院でせっかく早い時期に手術の日がおさえられても、セカンドオピニオンしている間に、延びてしまうのも心配です。

どうか田澤先生のご意見をお聞かせください。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「田澤先生のご経験から、私のような状況をどう思われますか?」
→考えすぎです。

 単純に「嚢胞内腫瘍=浸潤しているとしても極僅か」のように思います。
 細胞診で出血して(その嚢胞内に血液が溜まって大きくなっているように見えたとしても)それは増殖とは無関係です。

★アドバイスするとすれば、
 「余計な想像力」を働かせるのはやめて、「やるべきことをやる」
 物事は正しく理解すれば、至極「シンプル」なのです。

 
 

 

質問者様から 【質問3 トリプルネガティブでした】

性別:女性
年齢:53歳

こんにちは。

田澤先生、3度めの質問をさせてください。

よろしくお願いいたします。

組織診とMRIの結果が出ました。

トリプルネガティブで、グレード3
ki-67 70%

以下MRI所見です。

右乳腺のC領域に横断像で27×24㎜大、矢状断像で30×27㎜大の被膜様構造を有する腫瘤性濃染が見られ、その背-内側にリング状ないし菅状濃染からなる非腫瘤性濃染を伴い全体で横断族で33×27㎜大、矢状断像で38×30㎜大の広がりの病変となっています。

腫瘤様部分の内部にもリング状ないし管状濃染が目立ち、乳管内成分が主体の乳頭腺菅癌が疑われます。
病変の前縁から乳頭基部までは15㎜、
後縁から胸壁筋層までは15㎜程度離れています。

娘結節を疑わせる濃染像は指摘できません。

スキャン範囲で腋窩、縦隔リンパに有意のswellingは認められません。

大きくても血液成分が主なので非浸潤の可能性が高いと言われていたので、トリプルネガティブの癌ということで、ショックを受けています。

全摘でできるだけ早く手術をして欲しいと言ったのですが、やはり予想していた通り、トリプルネガティブは抗がん剤が効きやすいから、抗がん剤ですごく小さくなる人が多いし、抗がん剤の効きめを見ることもできるので、術前抗がん剤も考えてみてはどうかと言われました。

しかし、手術をお願いし最短で9月20日と言われました。

同時再建はしないほうがいいと言われました。

初めてしこりを見つけたのが7月末で
その時のエコーでは2.1×2.4位と言われたのですが、MRIが8月(中旬)日です。
半月でこんなに大きくなっているのに約1ヶ月も先の手術で大丈夫でしょうか?
田澤先生のご意見を何度も読み、全摘の場合は術前抗がん剤は必要ないとわかっていて、手術希望と伝えてはいるのですが、
グレード3で増殖能も70%あり、短期間で急激に大きくなってるので、1ヶ月も何もしないで待つのが不安で仕方ありません。

他のブレストクリニックに問い合わせたところ、結果を持ってきてもらったら早くて9月(中旬)日にできると言われました。
そちらにも行ってみたほうがいいでしょうか?

他の方のトリプルネガティブの5センチの方へのご返答で、同時再建はできるとお答えされていましたが私の場合もできるでしょうか?

今のところ、脇のリンパの細胞診とMRIの所見でリンパ転移はないようですが、何ヶ月か前から左のお尻の上あたりが痛いのが続いています。

来週CTを撮る予定ですが
リンパの転移がなくても骨転移や他の臓器に転移していることはあり得ますでしょうか?

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

「大きくても血液成分が主なので非浸潤の可能性が高いと言われていたので、トリプルネガティブの癌ということで、ショック」
→?
 画像レポートに「乳管内成分が主体の」と、ありますよ??
 「乳管内=非浸潤」という意味です。(全く、同じ内容なのにショックを受ける必要がどこにある??)

「術前抗がん剤も考えてみてはどうかと言われました。」「しかし、手術をお願い」
→正しい!
 術前抗がん剤を行う理由が全くありません。

「2.1×2.4位と言われたのですが、MRIが8月15日です。半月でこんなに大きくなっている」
→今まで…

 このQandAでも何人(何百人?)に同じことを言ってきたか解りませんが…
 「腫瘍が大きくなった」のではなく、(単に)「画像によって大きさが異なる(MRIは、広がりを見るので通常「超音波での大きさよりも大きく出る」だけの話」です。

「約1ヶ月も先の手術で大丈夫でしょうか?」「そちらにも行ってみたほうがいいでしょうか?」
→(1か月先でも)全く問題ないようです。
 「乳管内成分が主体」というコメントを思い出しましょう。

「グレード3で増殖能も70%」
→全く無意味。
 無関係です。

「短期間で急激に大きくなってる」
→完全な(質問者の)勘違いです。(MRIでの測定が超音波より大きくなるのは至極当然なことです)
 ご安心を。

「他の方のトリプルネガティブの5センチの方へのご返答で、同時再建はできるとお答えされていましたが私の場合もできるでしょうか?」
→当たり前です。
 そもそも「トリプルネガティブ」など、術式には無関係です。(頭を冷やしましょう)

「リンパの転移がなくても骨転移や他の臓器に転移していることはあり得ますでしょうか?」
→100000000%ありえません。

 (前回の回答の抜粋)
★アドバイスするとすれば、
 「余計な想像力」を働かせるのはやめて、「やるべきことをやる」
 物事は正しく理解すれば、至極「シンプル」なのです。

 
 

 

質問者様から 【質問4 ショックです】

性別:女性
年齢:53歳
病名:
症状:

田澤先生、いつも勇気をいただき感謝しております。

4回目の質問をさせて下さい。

手術を早くしてもらえる病院に転院しました。
9月(上旬)日に決まりました。

今日術前説明を聞きに行った時に、乳管内成分が主体の話をしたら、組織検査で
非浸潤0%となってるので、どうしてMRI所見でそう言われているのかわからないと言われてしまいました。

乳管内成分が主体の=非浸潤という意味です。
とのお言葉にどれだけ救われ、前向きになれたかわかりません。

それなのに今日また突き落とされたような気持ちにになり、ショックを受けています。

やはり組織の方が正確なのでしょうか?
非浸潤が0%だと、全てが浸潤という事になりますか?
そしたら、脇のリンパに転移してる可能性も高いでしょうか?

あと、同時再建の件も、出来ることはできるが、シリコンという異物を
入れるので、術後炎症などが起こる可能性もあり、その場合そちらの治療が優先になって、抗がん剤治療が中断せざるおえない場合がある。

同時再建は手術が一度で済むという利点と、上記の可能性のリスクとがあるので、どうするかは決めていただいたらいいです。
と言われました。

そんなリスクがあるなら今回はとりあえず
全摘で、1年後に再建を考える方に気持ちは傾いていますが、術後炎症などはどのくらいの確率で起こるものなのでしょうか?

 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。

「脇のリンパに転移してる可能性も高いでしょうか?
→?
 
 『前回受けた少し怪しい脇のリンパの細胞診は大丈夫でした。』でしたよね?

「術後炎症などはどのくらいの確率で起こるものなのでしょうか?」
→そんなものは…

 少なくとも当院では見たこともありません。(その程度のものです)

★余計なことを心配することなく、物事はシンプルに考えましょう。(やるべきことはやる、ただそれだけです)

 
 

 

質問者様から 【質問5 病理結果がでました】

性別:女性
年齢:54歳
病名:
症状:

田沢先生、前回はアドバイスありがとうございました。

9月(上旬)日に無事右胸の全摘手術を終え、先日病理結果が出ました。

トリプルネガティヴと言われていたのに違う結果になりました。

しこりの大きさ3センチ
リンパ節転移無し
グレード3
エストロゲン受容体 陰性
プロゲステロン受容体 陽性
Her2 陽性

主治医の奨める治療法は、毎週ごと12回のパクリタキセルとハーセプチン+パージェタの点滴を1年間。

ホルモン療法はおそらくほとんど効かないと思うけど、また相談しましょう。

との事ですが、抗がん剤をアドリアン?+エンドキサンを3ヶ月追加で
(それをするならそちらが先だそうですが)
するかどうかを、考えてきてほしいと。

それは副作用が強いし、10000人に1人くらいだがリンパ腫になる人もいる、1パーセントほどの上乗せのために、それをするかどうか。

という選択らいしいのですが悩んでいます。

たとえ1パーセントでも再発リスクを下げたいという気持ちと、副作用が強く食事もほとんどとれないような状態になることへの不安の気持ちとです。

①田沢先生ならどのような治療を勧められますか?

②パージェタというお薬が1週間ほど前に保険適用になったとの事なのですが、どのくらい効果のあるお薬なんでしょうか?

③私の場合プロゲステロン受容体のみが陽性でしたが、ホルモン療法はすべきでしょうか?
やはり効果があまりみられないので、しないほうがいいと思われますか?

あと、21歳の娘がしこりがあるという事で
エコー検査を受けました。

2センチのしこりだったのですが、周りがギザギザしてないし、線維腺腫だとおもうが念のためと細胞診をされ、2週間後に結果待ちです。

エコーを見せてもらったのですが、周りがモコモコ?クローバーのような感じに見受けられましたが、これは葉状腫瘍の可能性はありませんでしょうか?

 

田澤先生から 【回答5】

こんにちは。田澤です。

「①田沢先生ならどのような治療を勧められますか?」
⇒主治医のおっしゃる通りでいいでしょう。(アンスラサイクリンはしません)

 Pertuzumabは適応が通ったのでやってもいいでしょう。(ただし、臨床試験のサブ解析では「リンパ節転移無し」では効果がない可能性が示唆されています)
 

「②パージェタというお薬が1週間ほど前に保険適用になったとの事なのですが、どのくらい効果のあるお薬なんでしょうか?」
⇒3年IDFS(invasive disease free survival)を19%低下させたとあります。(ただし、この数値は「リンパ節転移あり」に引っ張られているようです)

「③私の場合プロゲステロン受容体のみが陽性でしたが、ホルモン療法はすべきでしょうか?」
⇒主治医の言うように…

 抗がん剤が終わってから「ゆっくり」検討してみましょう。(何もかもを一度に決める必要はないのです)

「周りがモコモコ?クローバーのような感じに見受けられましたが、これは葉状腫瘍の可能性はありませんでしょうか?」
⇒画像を実際に診ていないと判断しようがありません。

 ただ、線維腺腫と葉状腫瘍は形状だけでは区別はいにくいので「大きくなるのか?」は気にかけているといいでしょう。(21歳で過敏になる必要はありません)





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