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今週のコラム 493回目 original category詳説 

いい天気!

 

天気がいいと、(自然と)テンション上がります。

エビチリとつくねはセブンイレブン

 

 

○ 本文

いよいよ、本日(この後1h後)動画配信で「乳癌を経過観察されないための緊急提言! まず自分の所見を知ろう!」が始まります。

このコラムは「そのため」に存在すると言っても過言ではありません。

(動画前に)見るも見ないも「あなた次第」です。

 

私独自のカテゴリー詳細

cat.1 乳癌の可能性はないと断言できる

 cyst

検診結果で「嚢胞」1年後経過観察となったりしていますが、私だったら絶対に「正常、経過観察不要」とします。

嚢胞を経過観察って、一体…

 

artifact  乳腺の線維化した部分が(エコーの)角度によって「

しこり?」と見えているだけ(検診で時々要精査となったりします)

 

 乳腺内脂肪

 上記のプローブ角度を変える「脂肪に連続を確認」できます。

 

 

cat.2 乳癌の可能性は極めて低い

例)扁平な線維腺腫

 

ここまでは、生検を提案しません

何故なら、このような所見にも相当数「生検」をして癌では無い所見として(私自身に)カテゴライズされているからです。

♯良性を良性と確定診断したいという患者さんを私は「全く」断りません。

それ故、このような「生検すれば100%良性」という自信がもてるのです。

 

cat.3   乳癌の可能性は「かなり」低いが可能性はある。

♯この所見となると、私は必ず生検を勧めます。

それは、実際に生検してみると(大部分は良性ですが)「この程度の所見なのに乳癌なのか!」と時に驚くからです。

 

張りのある線維腺腫

♯ cat.2の線維腺腫のように「扁平ではない」

 

 「怪しくない」タイプの乳腺症(cyst+α)所見

 

cat. 4 乳癌の可能性はあるが「高くは」ない。

やや歪だが(乳癌よりは)「線維腺腫」「乳腺症(adenosis)」「乳頭腫」を疑う

 

歪な線維腺腫 線維腺腫は古くなると「陳旧性」線維腺腫と呼ばれ、やや「歪」となってくることも多い

 

 

 乳腺症? adenosisはこんな歪なこともあります。

但し、これは実は浸潤性乳管癌

 

 歪な乳頭腫

 

cat. 5 乳癌の可能性の方が(良性より)高い

5mm以下と小さい場合には、「癌?」と思っても確信はできません。

やはり小さいと「辺縁」や「形状」の厳密な判断は困難なのです。

♯だから(小さいから経過観察ではなく)「(画像で判断不能だから)小さいから、こそ生検」なのです。

 

 

境界不明瞭(よく見れば)非浸潤性乳管癌

 

 

これも「かなり」小さいですが(3mm) 浸潤性乳管癌

 

 

 これも「小さい」けど「不整形? 癌?」 結果は線維腺腫

 

cat.6  乳癌の可能性が高い

 9mm 浸潤性乳管癌  この大きさがあると「ほぼ」確信し、『画像上癌の可能性が高い』と生検前にお話しします。

 

これはpredominant DCIS

所謂「浸潤癌だけど、非浸潤癌有意」という診断

 

 

これは比較的「典型的な」小葉癌

6mmと7mmが隣接しています。

 

 

cat. 7 乳癌と言い切れる

この所見であれば、(細胞診での診断で)癌と診断し手術可能

 

皮膚浸潤伴う。 これは別格とも言える

 

 

所謂「八つ頭状」