
屋上を満喫
カレーは北海道「ほっき貝」のカレー
ほうれん草とオクラを敷き詰めています。
セブンの「たまごコッペ」は鉄板
○ 本文
game changerとして、luminal typeには(cCR後の長期維持に)CDK 4/6 inhibitorあり、HER2 typeにはTrastuzumab-deruxtecaneを紹介してきました。
それではtripple negativeは?
皆さんご存知のように、TNは(ER, PgR, HER2が陰性なだけの)「雑多な集団」なわけです。
つまりTN(全体に)「満遍なく」効く薬剤…
という発想自体が(luminalやHER2とは異なり)誤りとも言えます。
そこで(TNの中でも)PD-L1抗体が陽性のものには免疫チェックポイント阻害剤(pembrolizumab/atezolizumab)のように、今後TNの中でも「○○が陽性」のように細分化されることに期待がかかります。
game changerと呼べるものが無い場合には、局所治療を駆使してcCRをとにかく狙う。
それには、「負けざる者」でありたいという強い意志も必要となってきます。
トリプルネガティブ乳癌
術後にPSには照射
その後全身療法
anthracyclen followed by taxane
○縦隔リンパ節転移
TNでの再発なのでPD-L1抗体を検査、抗体は両方とも陽性
ここで(atezolizumabではなく)pembrolizumabを使ったのにはやはりcombinationとして用いる抗癌剤としてcarboplatineが使えるということがあります。
照射⇒pembrolizumab後、cCR !
しかし、その後のfollow up PETで…
先ほどの縦隔よりも「上」の位置にある
「上縦隔」リンパ節転移です。
照射後、bevacizumab/paclitaxelです。
当院の放射線科医は、とても積極的で臨機応変に対応。大変頼もしい。
診察エコーでSC転移を確認
無論、ここは迷わず
手術し、その後(予防照射として)
SCの上の頸部に照射です。
pembrolizumab/atezolizumabはある種の症例ではgame changerになりうる存在かもしれませんが、「TNの大部分に効く」という薬剤を求めることは困難。
その中で、不屈の闘志で手術、放射線などの局所療法を駆使する。
それこそが「cCRへの扉」なのです。
TNでcCR 長期維持の症例 (肩甲骨及び肋骨転移)
この方もTNです。
照射後に、PD-L1 potiveであり、
atezolizumab/pembrolizumab両方使っています。