
久しぶりの屋上です。
ビールも旨いが、カレーも旨し。

とっても旨いカレー(レトルト)です。
from Miyazaki
とっても感謝です。
○ 本文
priority
なんて、言葉を使うと(昭和の私は)あの「ルー大柴」を思いだします!(今、何してる?)
似たキャラクターに(安部礼司の友人に)「刈谷修(おさむってこの字?)」も居ましたが、今いずこ?
本日のKey wordです。(ルー大柴ではなく)priorityの方です。
遠隔転移の場合、薬物療法一択というわけではなく「その臓器とくせい」や(同じ臓器でも)「大きさや数」でpriorityが変わります。
これを見誤ると、患者さんにとって大変な事態を招くともいえます。
1.骨転移
1-1 priorityの無い骨転移
C2(第2頸椎)転移
骨転移は2か所、症状(疼痛)無く、しかも骨破壊も軽度
この場合には原発巣の手術⇒(術後)上記2か所の放射線⇒抗癌剤
1-2 まずは骨転移の照射にpriorityがあるcase
(前医経過)
初診時、転移性乳癌
腰痛及び右股関節痛で歩行困難な状況
↓
L2 及びrt. acetabularへの照射
♯ただ、この方は(このまま)CDK4/6 inhibitor+hormone 「手術はしない」と主治医に言われたので
↓
当院へ転院
骨転移が中途半端だと、骨折のリスクも残る(QOLを著しく損なう)ので
(乳癌の手術前に)抗癌剤 ♯よりコントロールやリスクを減らしてから手術の方針
(実際には)bevacizumab/paclitaxel⇒手術 Bt+Ax+Ic(予定)⇒ECx4(予定)
ここまで治療すればcCRを狙える(と、考えています)
そして、その後にCDK4/6 inhibitor + hormone(で長期cCRを狙います。その先に根治もあるのでは?)
♯手術に際して…
私は「遠隔転移があるから」リンパ節は適当に… とはしません。
1.(残存した)リンパ節転移から再発したら手術の意義が損なわれる
2.本気で根治を狙う
3.鎖骨下郭清は(術者にとっては手技的に大変だとしても)患者さんの負担はあまり変わらないから
ここでtime is up ! (そろそろ動画配信の準備せねば!)
ver.2 内臓編は、次回にこうご期待!