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今週のコラム 360回目 温存照射後蜂窩織炎

台風…

(今朝のランニング同様)今日の市川外来にも少なからず影響がありそうです。(遠方の方のキャンセルあるでしょう。

願わくば、市川外来帰りのランニングの時間帯だけでも晴れてくれないかなぁ。

 

昨日(祝日)午前中は、雨は上がって屋上へ

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鴨鍋

鍋が美味しい季節到来!

 

 

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鴨鍋に、(低糖質)そば風

鴨南蛮みたいに、結構上手い。

そば風麺は本物より「腰」がないけど、そこは我慢かなぁ。

 

日曜日、東京は久しぶりの好天!

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もつ鍋です。

鴨鍋からの華麗な?転身

このモツ(熱田の冷凍)旨い!

 

 

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その「もつ鍋」を、またまた低糖質麺(今回は平麺)

これが極旨。

気持ちいい日曜日の朝でした。

 

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青森の患者さんからいただいた「ニンニクチップス」

湖池屋の「The 海老」

そしてフリトレー「トルティーヤ チップス」

現在お気に入りの3種盛です。

 

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夕食は抑え気味に、肉屋(市川シャポー)のハンバーグのみ

肉屋のハンバーグって、どうしてこうも美味しいのでしょうか?(それがプロ)

 

 

と、気持ちいい好天に気をよくして屋上ライフを満喫した日曜日。

これからの手術もワクワクします!

 

〇本文

【閲覧注意 患部の写真が表示されます。】

つい一昨日の診療。

『数日前から、手術した乳房が真っ赤になって心配で。』と患者さんが受診

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4年前に(温存)手術して、温存乳房照射してます。

まさに「照射野」を綺麗になぞる様に「真っ赤」です。

 

 

その時(私の心の中で)『あぁ、これも紹介しなきゃ!』

そうです。最近のコラムや(近々公開される)動画配信のテーマでもある「炎症性乳癌ではない、偽物!」です。

 

 

4年前の「放射線(温存乳房照射)」が関係してるの?

 

 

 

そう、その通り。

温存照射に伴う「蜂窩織炎」

原因としては、以下の2つが影響して(頻度としては稀だけど)起こるんだ。

 

1.(放射線による)皮膚のダメージによりバリア機能が低下

2.(放射線による)汗腺のダメージにより、汗がでないので「熱」がこもる

 

治療

1.蜂窩織炎の基本は「安静、冷却、挙上」

挙上とありますが、これは蜂窩織炎の中でも「下肢」や「上肢」などで必要となりますが乳房の場合には「臥位になる」つまり「アイスノンなどで冷却しつつ、できるだけ臥位で安静を保つ」となります。

2.抗生剤

★抗生剤については、一般的な蜂窩織炎(下肢の外傷に伴うもの)では「基本中の基本」ですが、乳房の場合には本当に必要か?

という疑問がのこります。

(乳房の場合は)おそらく感染性ではなく「浮腫み」が原因だからです。

 

 

この患者さんのエコー像

凄く「浮腫んでいる」のが解りますか?

 

 

 

 

これが「正常」なエコー像です。

(上との違い)一目瞭然ですよね?