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今週のコラム 317回目 869-1200までの仕分け 炎症性乳癌、RDI,放射線肺臓炎など

夜中は寒~い!

なんと5枚重ね!でランニングしました。

お陰で体は大丈夫でしたが(手袋していたのに)両手は痺れるほど!

こんな程度で弱音を吐いていたら「北の国の強者たち!」に鼻で笑われそうですが…

 

今週は新しいバウムクーヘンが無かったので(それが普通です)最近お気に入りの「しょっぱい系」をご紹介します。(写真は明日、追加します)

DSC_0172

 

これ!

美味しいので是非、見かけたらご賞味あれ!

 

 

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更に、ナッツ系と柿ピーを加えると…

ワインがすすみます。

 

 

 

〇管理番号1~1200までの仕分け結果

(869~1200が下線)

遺伝性乳癌 1

石灰化 4,39,43,75、190、208,212,242,270,373

授乳中のしこり 5,57,71,89,114,129,131,152,157,207,263,275,278,303,435,511,571,745,835

脇の下のしこり 12,113,134,184,194,213,215,250,289,358,364,723,925

子供のしこり 32,106,116,205,206,216,217

授乳中の胸の痛み 27,139,148,366,535

乳房痛 31,42,46,79,145,149,175,178,186,193,277,292,302,386,410,461,1033

脇の下と胸骨の痛み 96,163

MRI 15,265

自己検診 34

マンモによる被爆 45

葉状腫瘍 78,102,144,247,362,389,419,933

嚢胞が癌? 111,187

授乳中のマンモ 112

マンモとエコーの違い 124

FAD 126

痛みを伴うしこり 133、150,153,171

左右差 135

小豆代のしこり 137,164,170

脇の痛み 140

女性化乳房 160,183

乳頭分泌 188,437,474,484,506,530,573,588,626,815

妊娠中のシコリ 191,726

術前抗がん剤 198,443,487,531,741

乳輪部の痒み 204,1083

細胞診と組織診 223

良性から悪性に変わる? 233

小さな病変 282

ADH 306,387,845,868(769⇒845⇒868)

術後の定期健診 309

胸の痛みと背部痛 312(今思えば)私の勘違いな回答

センチネルリンパ節生検 393

局所再発 447,823

腫瘍マーカー 547,586

炎症性乳癌に炎症なし 974

RDI 1113

放射線肺臓炎 1167

 

 

今回新たに出てきたものに

1.炎症性乳癌(に炎症なし)

2.RDI

3.放射線肺臓炎

上記3つがあります。

 

まず、1だけど…

『炎症性乳癌に炎症無し』って、どこかの格言みたいだけれど、どういうこと?

 

 

文字通りなんだ。

QAを見ていると気づくのだけれど、乳腺外科医と名乗っている奴でさえ理解していないんだ。(ましてや、患者さんが誤解しているのも仕方がない。

★ 炎症性乳癌とは、皮下のリンパ管が(癌細胞で)詰まって閉塞したことで「乳房全体が真っ赤に見える」状態を言います。

決して炎症は無いのです。(つまり熱もないし、痛みもない)

それを「無知な乳腺外科医」は、(例えば)肉芽腫性乳腺炎のような実際に炎症がある場合に『これは炎症性乳癌かもしれない』などと「超まぬけな」発言をするので(可哀想に)患者さんは(炎症性乳癌かもしれない!などと)無用な恐怖に曝されてしまうのです。

何とも、困ったことです。

 

それでは(ついでに)2と3は?

 

 

 

RDIはQA1113から引用すると…

(以下、引用)

 

「田澤先生のお考えをお聞かせいただければ有り難いです」
⇒RDI:relative dose intensityの考え方があります。
relative dose intensity(RDI)相対容量強度が85%以下となると「予後に悪影響
を及ぼす」ことが知られています。
RDI=実際の容量強度(RI)/計画された容量強度(RI)です。
RI=投与量の合計/投与された期間なので、「投与間隔を延ばさなければ」総投与
量が85%以上となるように努力するべきというものです。

 

因みによくあるパターンとしてTC4回がありますが…

初回100%で投与して副作用が強い場合には2回目~4回目を80%に減量投与することが多いですが、この場合でも

100+80+80+80=340 340/400=0.85となるのでセーフなのです。

 

放射線肺臓炎は術後照射した場合に起こります。

特に抗がん剤も行った場合にはプレドニンによる治療が必要となります。

tomotherapyの効果は絶大であり、私は仙台にいたころは(普通にリニアックだったので)年に必ず数件の症例を治療していましたが、(江戸川では全例tomotherapyとなるので)ビックリするほど「放射線肺臓炎とは無縁」状態となりました。