
昨日の昼のランニング。いい💦かきました!
屋上も暑くて、風無かったので撮影後速やかに屋内へ退散。
葉状腫瘍
癌とは異なりますが、別の意味で「癌以上に」手術では気を遣う必要があります。
10 years ago
前医CNB fibroadenoma
MMG no findings
2 years ago
前医 2回目の受診(ドックにて要精査)
3cm 前医(2回目の)CNB fibroadenoma
MMG 下(CCなので内側)にtumor 出現
今年
増大を自覚して、前医3回目の受診 8cm
MMG ほぼ全体
葉状腫瘍、手術必要と言われ当院へ転院
当院でのCELERO 良性葉状腫瘍
細胞密度やや高いが、核分裂像殆どない←これが「良性」とされた理由
葉状腫瘍と癌、どこが違うの?
まずは病理学的に
乳腺は、「上皮」と線維性「間質」で構成されます。
1.癌は「上皮」性腫瘍であり、
2.葉状腫瘍は線維上皮性腫瘍fibroepithelial tumorと呼ばれ「上皮」と「間質」の両方で構成されます。
線維腺腫も実はfibroepithelial tumorであり、葉状腫瘍との違いは「葉状腫瘍は、間質の一方的増殖」を特徴とします。
3.肉腫 間質系の悪性腫瘍であり、悪性葉状腫瘍は肉腫に近いと言えます。
この症例のように2年前までは「線維腺腫」なのに、「葉状腫瘍」に変化したということ?
それだと、線維腺腫と診断されても安心できない気がするのだけど…
これが微妙なんだけど…
線維腺腫に見える(実は)(かなり大人しい)良性葉状腫瘍だったということになるのだけど、その画像上の手懸りは、やはり「形(腫瘍の張り)」にあると言える。
扁平 CNBでfibroadenoma 正しい
このように「張りがある」
CNBでfibroadenomaでも実は「benign phyllodes tumor」の可能性もあり
針生検では「良性」葉状腫瘍ということでしたが、実は外来診察時から僅か3週間で皮膚を圧排するまで「明らかに」増大
解りますか?
腫瘍が皮膚を圧排しています。
○ 手術
私の経験上、これほど増大傾向が強いものは「境界悪性以上」となります。
それを考慮した手術が必要
↑
これこそ「究極の乳腺外科医」の本領発揮! 自分で言うかい!(一人突っ込み)
この続きは明日(何故ならtime up)