みなさん、こんにちは。
動画第3弾! 如何でしょうか?
私なりには、慣れてきた感はあります。
「優しすぎる表情」毎回、ふーちゃんさんのご主人の指摘は注目しています。
本来は、冒頭のあいさつでは「笑顔」で、そこから(内容に合わせて)表情を「キリッ」と変えるべきという事ですよね?
まさしく、そこは「今後の私の成長次第! 結構時間かかりそうですが…」
治一郎のバウムクーヘン
今まで「何の疑いもなく」楽天市場で4000円代で購入(流石、治一郎 値段にも風格あるな!的に)
今回、直販していることを知って「公式オンラインショップ」を覗いてみたら…
2160円? 一瞬目を疑いました。 は?
「半額?」 サイズが違うのか? 最初は「何かが違う筈だ!」と思い比較したのですが、
直径14.5cm 高さ8cm 重さ650g 全く同一…
こんな事ってあるんですね? (早速「治一郎会員」になりました。)
『甘い物、食べるんですね?』
最近時々外来診療の場で、声をかけられます。
特にバームクーヘンは子供の頃から好きです。
新潟には当時(今でもあるかな?)「大阪屋」なる老舗があって(親は買ってはくれなかったけど)お客さんがたまに「手土産に」持って来てもらったときの喜びったら!
因みに平日には食べません。 だから5%キープできるのです。
最近のQ
2021.8.17.6 リュープリン治療中の出血について
2021.8.5 タモキシフェンと子宮内膜
2021.7.21.1 生理の再開 リュープリン必要か
これらを回答しているうちに、(皆さんが、よく理解できるように)「閉経前ホルモン療法」として(可能な限り)網羅してみよう。と考え、今回のコラムとしました。
〇 種類
1.タモキシフェン
内服(朝1回)
2.LH-RHagonist(リュープリン/ゾラデックス)
腹部皮下注(1M,3M,6M)
(例外)Fulvestrant
臀部筋注(4w)
★ Fulvestrantは「再発のみ」の適応
「閉経後」限定、ただし『閉経前乳癌に対しては、LH-RHアゴニスト投与下でCDK4/6阻害剤と併用すること』
〇 子宮に対する作用
tamoxifen 子宮を「刺激」する
・子宮内膜症を「悪化」させる
・子宮筋腫を「増大」させる
・子宮内膜を「分厚く」させる⇒これの延長線上に「子宮体癌」があります。
このために、(年に1回の)子宮「体癌」の検診が必須となるのです。
LH-RHagonist (卵巣を抑制することで結果的に)子宮を「抑制」する
・子宮筋腫の「縮小」目的で用いたりもします。(あくまでも「婦人科」で)
〇 卵巣に対する作用
tamoxifen 卵巣を「刺激」する
特に問題となるのは「卵巣嚢腫」(10cmとかなる人はいます)
・ 卵巣茎捻転のリスクが生じる
・ tamoxifenで増大することを(何故か?)知らない婦人科医が多く(本当に不思議、「何でだろう 何でだろう 何故だ?何でだろう(これだけ閉経前乳癌が増えているのだから、同様のケースを経験したことがありそうなのに…)何故だ?何でだろう?♫」)、「卵巣悪性腫瘍などを疑われMRIされたうえで脅される」ケースが後を絶たない!
LH-RHagonist 卵巣を「抑制」する
tamoxifen投与中「卵巣腫大」となったさいに、投与すると縮小を大いに期待できる。
★ 婦人科で「卵巣腫大を指摘され、無駄にMRIをされそうになったら…」まず、LH-RHagonistを行いましょう。
その上で(状況に応じて)tamoxifenを一時休薬するか検討(卵巣茎捻転のリスクが高いなど緊急性が無ければ、tamoxifen継続のままLH-RHagonist併用でもいいと思います)
〇 自覚する副作用
tamoxifen ホットフラッシュ、のぼせ
LH-RHagonist (上記に加え)エストロゲン欠乏症状(関節痛、腹部~骨盤痛)
★同様のエストロゲン欠乏症状は、抗がん剤による「化学療法閉経」でも起こります。
★この「疼痛」を皆さん「骨転移?」みたいに不安になるようですが、「時系列で冷静に判断」しましょう。
〇 適応
tamoxifen 閉経前、閉経後どちらでも使えます。(「閉経前にしか効かない」と勘違いしている人も多い)
術後補助療法(再発予防)にも再発にも使えます。
LH-RHagonist 閉経前のみ
同様に術後補助療法(再発予防)にも再発にも使えます。
〇 LH-RHagonistをどのような場合に併用するのか?
最近のQに多い内容ですね。
ここで整理しましょう。
閉経前乳癌のホルモン療法の基本はtamoxifen
LH-RHagonistを併用する場合は
① 30歳代
SOFT試験では「35歳以下での有用性が示唆」されていますが、「卵巣の強さの個人差を考慮」すれば30歳代は併用したほうが無難に思います。
② 化学療法閉経から回復した場合
これもSOFT試験で示唆されています。
何故なら「化学療法に期待されている効果の一つが、卵巣抑制」なのです。
月経再開したら、(緊急性はありませんが)LH-RHagonist併用開始すべきなのです。
③ OncotypeDXをした場合 Rx PONDERの中間解析による
③-1 リンパ節転移がない場合
RS 21- 25 TAM+LH-RHagonist (RS≦20 TAM単独 RS≧26 抗癌剤)
③-2 リンパ節転移がある場合
RS 1-25 TAM+LH-RHagonist (RS≧26 抗癌剤)
〇 閉経の定義
最終月経から1年後
但し、実際には「1年では早い」と実感しています。(最終月経から1年以上でE2閉経値でもANへ変更したとたん月経再開が実際に多発!)
私的には…
最終月経から「1年半」以上経った時点でE2測定⇒(閉経値)⇒更に半年後E2再検⇒ここでも閉経値でANへ変更