皆さん、こんにちは。
この時期。雨が降っていない! それだけで最高の日曜日のスタートです。(贅沢は言いません)
本日のmusic time line 「1984」でした。
まず冒頭でチェッカーズの「涙のリクエスト」そして「ギザギザハートの子守歌」
15で不良と呼ばれたよ♫
んー。 不良が市民権を獲得した記念碑(その昔からCAROL 注 1 )横浜銀蝿 注 2 ) などがあったが、そのスタイルが市民権を得たわけではなかった)
そのファッションは、当時町中を席巻しました。
チェック柄、それ自体は昔からありましたが、微妙に不良っぽいテイストを載せたものとか。
もしくは「ずぶずぶの不良」とは一線を画した「おしゃれな不良」みたいな、それが世間(その当時の少年)を巻き込んだのです。
注 1 ) 矢沢永吉とジョニー大倉 若いですねー。
バリバリの不良!
注 2 ) 当時「なめ猫」ブームのきっかけとなりました。
チェッカーズとは異なり、身近な存在とは言えませんでした。
あくまでも「近寄りがたい」不良
当時、時代はチェッカーズ「からの」CCB (それまでのモノトーンブームから)一点して町はカラフルに。
当時(校則では禁止されていたかもしれませんが)みんなカラーソックス履いていましたね。(蛍光色とか)
と、そんなことを想いだしていたところ
「尾崎豊」登場。
どうやら尾崎はチェッカーズの2か月後にデビューしている様子。
デビュー曲「15の夜」 流れました。 感動です。泣きながら走っていました(嘘です)
「盗んだバイクで走り出すー。行く先も解らぬまま。暗い夜のとばりの中へー、へへへ。 覚えたてのタバコをふかし星空を見つめながら、自由を求め続けた15のよーる ♪」
当時、バイクも盗んでないし、タバコもやってませんでしたが(アルコールはたまに仲間で飲んでいました ※)
コンビニのまだ無い、真っ暗な夜の街を意味もなくうろつく。
一度、警官に追いかけられて(特別悪いことしてたわけでもないのに)仲間と走って逃げたこともいい思い出です。(足の速かった私は逃げ切ったが、友人はつかまってお説教されたことを翌日学校で聴いて馬鹿笑い)
※ アルコール寛容時代 今と比べてアルコールに社会全体が寛容でしたよね? 明らかな中学生でも酎ハイ買えました。
「夜の校舎、窓ガラス、壊してまわった ♪」 注)これは「卒業」ですが、反射的に頭に流れてきました。
有名な歌詞! この曲を知ったのは高校生になってから。(中学時代は洋楽でしたね。それこそスリラー、LP借りてmetal tapeにダビングしたりして。当時MTV観れる喫茶店多かったですよね?)
もしも中3の当時、この曲を知っていたら…
「窓ガラス、1枚くらい割ったかな?(目立たない所とか)」なんて友達と話していました。
何気に「佐野元春」も登場
当時「サムデイ」人気だったけど、もっと好きだったのが「Tonight」
「ビーバップ、ビーバップ、クレイジー ニューヨーーーク no more pain tonight ♪」(ニューヨーク帰り)都会的な恰好良さを感じていました。
山崎まさよしを最初に聴いたときに「佐野元春風?」と感じたのは私だけではなかった筈です。(そう信じたい)
語り過ぎてしまった!
それくらい、「1984」この年は、私にとっての熱い年だったのです
今日の回だけでも、radikoのtime freeでFM Gifuのmusic time line聴いてください!(是非)
本文
スカロケ月曜日、『100%完璧だと思ったこと』案件でした。
私の場合 「テニスで(錦織も「のけ反る」ような)スーパーショット」と、言いたいとこだけど…(それは勿論無理です)
やはり、手術です。
術前の画像診断で「これは結構凄いな。だけど血管に直接浸潤していなければ、視野さえきちんと確保すればできる筈」
そんな症例はあります。(実際に最近もありました)
いざ、視野の確保に努めるも、通常の手順では無理。
『OK.それなら、できそうなところから手をつけよう。』
腋窩静脈は(レベル3)リンパ節の中に埋もれています。
本来は小胸筋と腋窩静脈との間を外して、小胸筋にテーピングしてからリンパ節を外すところなのですが、リンパ節が邪魔をして小胸筋が腋窩静脈から外せない。
(ここからはNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」橋本さとし風に)
普通なら、皆ここで諦めただろう。「よくやった。患者さんも君を責めやしないさ」
だけど、彼は違った。
『ここで諦めたら、自分は楽だが患者さんは大変だ』
(再び橋本さとしのナレーション)彼の脳裏には術後の説明でリンパ節を取り残した。と話した際の家族の落胆の表情が浮かんだ
『できるところから突破してみよう』
それで(小胸筋を外さないまま)まずはリンパ節を(血管から遠いところから)慎重に持ち上げて少しずつ腋窩静脈から外していった。
一歩間違えば「腋窩静脈に孔」が空いて出血してしまうので、慎重にゆっくりです。
いったん、腋窩静脈とリンパ節との間が通れば(そこからは)上手く行きます。
そのまま小胸筋の内縁まで外してしまえば、(今度は)小胸筋にテーピングして引っ張ることでリンパ節は全て郭清できたのです。
これは(直視下でなく)外側からの視野であったら、間違いなく「手術不能」と諦めたことでしょう。
『綺麗にとれましたよ』
術後に彼は患者にそう言った。(コロナ禍で実際には家族への説明はなかったのだ)
『パーフェクトでした。』
彼はそう言いそうになった自分を抑えた(「大変だった」ことを強調すると患者さんに「自分の病状が大変なんだ」と感じさせることを嫌ったのだ)
途中から、「橋本さとし」のナレーションが気になって文章に統一感が無くなっていたら勘弁してください。
そんな手術の達成感とは規模は異なるのですが、やはり最近あった「完璧だと思った案件」はレベル2リンパ節の細胞診です。
〇 実際の状況
状況的には転移を疑う。
しかし、細胞診しか確定診断はつかない。
もしも、この細胞診に失敗したら患者さんに「腋窩郭清」を説得しきれず(最終的に)経過観察となり患者さんの不利益となってしまう。
実際のエコー像
大胸筋、(その裏の)小胸筋の裏にある黄色い丸が「リンパ節」です。
(裏にある)腋窩静脈を(上から)押していることがわかります。
もしも、ビビッて針先だけしか入らなかったら…
「検体不良(細胞不足)」となります。
一歩間違うと…
血管を刺してしまい、「出血」
これは「検査中止」となります。
細胞診に絶対の自信がある私ですが(自信過剰?)
流石に迷いました。
リンパ節は「直径」で6mm
奥の血管を刺さずに、十分な細胞量を採ることができるのか?
因みに乳腺の中の腫瘍であれば、たとえ「3mm」でも容易に細胞診できます。(裏に血管など無いので、十分に腫瘍を貫いて腫瘍全体を「隈なく」針で刺せるからです)
そうだよねー。
失敗したり、(逆に)不十分となり(癌なのに)良性と出てしまうと
患者さんが「誤った方向へ」導いてしまう。
(そのリスクを冒さないために)敢えて細胞診せずに「臨床的に転移だと思います。」というやり方もあるわけだから。
私も、それは考えた。
だけど(私の印象では)「細胞診で確定診断」しないと、患者さんが決断できないように見えたんだ。
結果、リンパ節を貫くこともなく(ビビッて)針先だけにもならず、
きっちり細胞が採れました!
僅か「数mm」の世界。
後日「クラス5」のレポートを見た時、「パーフェクト」そう感じたのです。