『構築の乱れ カテゴリー4』を回答していて、いくつもの問題点を感じながら熱くなってしまいました。
例えば、検診でカテゴリー4という触れ込みで受診された患者さんを診察する場合でも
「エコーでカテゴリー4」と「構築の乱れ カテゴリー4」では雲泥の差があります。
1.エコーでカテゴリー4
大概の腫瘤はエコーではカテゴリー3となりますが、敢えて「エコーでカテゴリー4」をつけるからには、何か「疑わしき+α」があるのです。
その殆どは「境界が不明瞭、もしくは形状が不整」であり、(癌とは断言できないだけで)癌の可能性が著しく高まります。
2.マンモでカテゴリー4腫瘤
この場合は(エコーとは)随分印象が異なります。
(エコーとは異なり)本来3でもいいような所見が結構4に入ってくるのです。
その理由は「エコーは質的診断」であるのに対し「マンモは(あくまでも)存在診断」であるからです。
結果、(エコーでのカテゴリー4と比較すると)良性の可能性が結構あります。
★ 因みに石灰化カテゴリー4はエコーと同程度の「癌の疑わしさ」となります。(理由は石灰化だけはマンモが質的診断に近いからです)
3.構築の乱れ カテゴリー4
これは、本当に「ピンキリ」です。
何故、こうなるかというとマンモグラフィーは「立体的なものを潰して撮影」することが原因です。
つまり、「伸展不良」などがあると、(正常なのに)そこが「歪んで見える」こともザラだからです。
勿論「時々」本物もありますが…
以上は、『今週のコラム 246回目 診断(検診で「何かある?」と言われた方、「これって、しこり?」と感じた方へ)vol. 1 画像診断 vol. 2組織診断』に追加しました。
あとは、診断の問題ですね。
相変わらず、『診断確定は大きい病院に紹介です』というKiller wordが登場するし、(その医師自身が「確定診断にはならない」と重々承知しながら)細胞診して「体裁だけを整える(つまり、患者さんのためではなく、自分の身を守るための診療)」が見え隠れします。
是非、この件についてご意見伺いたいと思いました。
何度もいうようですが(しつこい?)、自分で確定診断できないような医師が開業して患者さんと「唯一の接点」となり、その運命を握るということが、どうしても納得がいかない。
「解らないものは全て紹介」では、開業医としての意味がない(患者さんが受診する甲斐が無い)し、かと言って「解らないから、解る様になるまで育てられた」患者さんは、あまりにも可哀想。
基本的に前者は「無害(医療費泥棒?だから無害ではないかもしれない)」だけど、一見前者に見える医師も時に(無知が故に)「後者」にもなってしまうこともありそうな話です。
★開業するということは、(その患者さんの診療に関しては)「全責任がかかっている」ということを自覚していただきたい。そうであれば、未熟なうちに(お金目当て? もしくは人間関係で?)開業することは控えてくれると思うのだけれど。
年齢 40-49歳
入院期間 3日間
痛み 1
この度は大変お世話になり、ありがとうございました。
シコリが気になり、予約もせずメディカルプラザ市川駅に伺い即日診療して頂けたこと大変感謝しております。
もしあの時、先生にお会いできず、他での診察を受けていたらこんなにも早く手術まで受けることは無かったと思っています。後になり先生の診察を受けるために全国から患者の方が来ていると知りました。
そんな先生に何も知識の無い飛び込みの私が診察して頂けたこと、本当に幸運だったと思っています。昨日退院したばかりですが、食事の支度や洗濯など日常家事が出来るほど痛みが殆ど無い状態です。今後も再発防止の治療でお世話になりますが、宜しくお願い致します。