Site Overlay

乳癌手術のブログ 2020/3/27 患者にとって主治医を心から信頼していることは、患者が前向きな気持ちで病気と向き合うために、とっても大切

週末、東京で外出自粛要請でましたね。

先週末3連休の「気持ちの緩み」を引き締めれば、まだいけるでしょう。

直接打撃を受ける「飲食店」や「商業施設」には、本当に気の毒だけど、ある一定期間「現状を維持(多少増加する程度)」すれば、抗体ができて(黙っていても)終息へ向かうでしょう。

小池さんのいう「重大な局面」まさに、そう思います。

地方からニュースだけ見ていると、「東京、大丈夫か?」と写るかもしれませんが、ここ「江戸川病院はいたって平和」です。

大変、丁寧なレターが届いているから、皆さんの参考になると思います。

 

 

年齢 40-49歳

入院期間 3日間

痛み 4(術後すぐ) 1(翌日)

〇月〇日に手術して頂きました〇〇です。

その節は田〇先生をはじめ、看護師の方々、皆様に大変お世話になりました。本当にありがとうございました。

痛みは術後3時間くらいは痛かったですが、その後はとても楽になってきました 注 1 )。吐き気は安静解除直後お手洗いに行った時、下を向いて屈んでしまってから軽めの車酔いの様になりました。その後吐気止めを点滴して頂き、5時間後くらいには治まっていた 注 2 )と思います。術後3時間位に先生が来られて腕を耳まで上げることが出来ました 注 3 )。痛みがまだ残る中の術後たった3時間でスッとここまで上がるとは、本当に先生の手術凄いねと、その場にいた主人と話していました。

2泊3日の入院期間は、まだ小さい子供がいる私には本当に有り難かったです。1週間、2週間の入院だったら、子供や家族の負担も大きかったと思います。一方まだ子供に抱っこをせがまれることも多いため、手術翌日の退院に少し不安がありましたが、全然大丈夫でした。気を付けることには、気を付けましたが、お陰様でこんなに短い期間で日常生活に戻ることができました。抱っこも健側の腕で退院当日からしてました。手術から2週間くらいまでは、有る動きをすると肘から上(上腕部後ろ側、肋間上腕神経の過敏症ですかね?)に鈍い痛みが走りましたが、それも2週間くらい経つと急に痛みが軽くなりました。術後1か月経った今はその痛みはありません。

私は、他院で乳がんと診断されてから始まった脇のシコリに伴って起こっているであろう症状(と、自分で思っていました)に不安が大きくなっていった 注 4 )手術待ちの間に、超ご多忙な田〇先生に申し訳なく思いながらも、メールでその事を質問させていただきました。あの時先生からの回答を読んで、どれだけ救われたか分かりません。もし主治医が田〇先生でなかったら、私はあの時どうなっていたのだろう…と、当時も今も思い出してはそう思います。本当に感謝してもしきれないです。

そして入院当日、病室に入ってから自分の気持ちがふっと変わったこと、凄く晴れやかな気持ちになったことは今でも忘れられません。

田〇先生に悪いところを全部取ってもらえるんだ!とワクワクした気持ちになり、又何か月ぶり化で穏やかな気持ちになることが出来ました。さすがに手術直前は、緊張や不安があるかなと思っていたのですが当日も本当に清々しい気持ちで手術室に入ることが出来ました。

それも先生に手術して頂ける安心感、信頼感があったからだと思います。

乳癌になったことは、本当につらいですが、田〇先生に手術して頂いたことは本当に幸せだったなと思います。患者にとって主治医を心から信頼していることは、患者が前向きな気持ちで病気と向き合うために、とっても大切 注 5 )なのだと身をもって感じました。これから治療が始まります。これからもまたよろしくお願いします。

痛みは術後3時間くらいは痛かったですが、その後はとても楽になってきました 注 1 )

⇒典型的な痛みの経過と言えます。

下を向いて屈んでしまってから軽めの車酔いの様になりました。その後吐気止めを点滴して頂き、5時間後くらいには治まっていた 注 2 )

⇒吐気に比較的強い方だと思います。(一晩位続く方も多いです)

術後3時間位に先生が来られて腕を耳まで上げることが出来ました 注 3 )

⇒合格です。

脇のシコリに伴って起こっているであろう症状(と、自分で思っていました)に不安が大きくなっていった 注 4 )

⇒リンパ節を(自分で)触知できていたので、気になる気持ちは解りますが、症状とは無関係だと思います。

患者にとって主治医を心から信頼していることは、患者が前向きな気持ちで病気と向き合うために、とっても大切 注 5 )

⇒本当にその通りだと思います。

医師にとっては「多くの患者さんの中の一人」でも、患者さんにとっては「たった一人の主治医」肝に銘じなくてはなりません。