かなり暑い日でしたね。
珍しく主食はパン(全部セブンです)
缶を開けてレモンスライス入れたわでじゃーありません!
今話題の、あれです。
○ 本文
今週は第2金曜日だったので「収録無」でした。
そうなると動画配信とタッグが組めないので、新たにこのコラムのネタを考えなくてはなりません。
来月の乳癌学会(久しぶりの仙台なので、「Full]参加です)のスライド作成していたので、そこから紹介しましょう。
症例1 術後1年、CEA急上昇+背部痛
胸椎転移
(症状も強いので)まずはradiation(Th8-10)
chemotherapy for 6 months
その後palbociclib+anastrozole投与中
2024/6現在cCRを6years over continue
症例2 metastatic breast cancer, cM1(lung/bone)
前医では「治らないから手術しない」「ホルモン療法で延命だけしますよ」と言われ転院
chemotherapy for 3 months⇒Bt+Ax+Ic
遠隔転移があるのに鎖骨下まで郭清するか?と言われそうですが…
perfect cureを本気で考えるのであれば、riskは少しでも減らすべきなのです。
術後eribulin(4 cycles) CA15-3 116まで上昇したため、
bevacizumab+paclitaxel(6 cycles)行い 22.5まで低下
その後、画像上もcCR 5.5 years continue and CA15-3 も正常値を維持
症例3metastatic breast cancer, cM1(bone)+ inoperable
骨盤部及び大腿骨頸部の骨転移
右は昨年のPET
MRIで見ると大腿骨は骨折のリスクあり、
まずはradiation先行
chemothrapy for 6 monthsにより局所もoperableとなり、手術
術後はpalbociclib+Fluvestrant施行中
5.5 years over cCR continue
尚、3名ともにdenosumab併用しています。
半年前の時点(乳癌学会の抄録締め切り時点)で5 years overは上記3名でしたが、(半年たった今)他に沢山いらっしゃいます。
palbociclibの辞め時?って、時々訊かれますが…
副作用も少なく、それでいて安心感が高いので「辞めたい」とは滅多に言われません。
それ位、非常にいい薬なのです。 everolimusに爪の垢を煎じて飲ませたいくらい。