乳がんに関するQ&Aを更新しました。
HER2 ステージ4 肝臓転移 今後の治療について [管理番号:3809] 53歳で、閉経しています。 今年4月に以下のような乳がん診断がなされました。 浸潤:あり 腫瘍径:50X43X20ミリ エストロゲン受容体:陽性 プロゲステロン受容体:陰性 HER2:2+/fish:陽性 Ki67:40% リンパ転移:あり 遠隔転移:肝臓(右半分) サブタイプ:ルミナールB+HER2 ステージ4 治療として、ハーセプチン、パージェタ、ドセタキセルを7回投与したところです。 <女性:53歳> |
ホルモン療法について [管理番号:7038] 診断結果は以下の通りです。 ステージ1 温存手術後、放射線治療を経てホルモン療法であるリュープリン注射とタモキシフェン内服を始めました。 リュープリン注射は3年間で終了、現在はタモキシフェン単独で丸6年が経ちました。 主治医は、後1~2年はタモキシフェンは続けましょうと言っています。 (閉経はしていません) タモキシフェンは、計約8年間続ける予定ですが、中リスクの私の場合10年間続けた方が良いのでしょうか? 当初主治医は、抗がん剤をするかどうか悩んでいました。 グレード2、 脈管侵襲あり、ki67=20%、腫瘍の大きさ1.9cmが迷う因子だったようです。 田澤先生でしたらどう判断されますか? |
男性乳がん [管理番号:7024] 父(72歳男性)に関する質問です。 状況からご説明させていただくと、父は数ヶ月前から胸にしこりがあることを認識していました。 ただ、女性化乳房という症状があることを知っていて、その症状であろうと考えていたようで、しばらく受診はしておりませんでした。 ところが、ここ2ヶ月ほどでしこりが固く大きくなった感覚があり、また痛みを伴うようになったため、紹介状をもらって先週病院を受診しました。 しこりは左胸の乳首の下あたりで硬貨大であり、痛みに関しては、押したり服が当たったりすると痛むようです。 また、左だけのしこりと痛みだったものが、ここ2週間のうちに、なんとなく右も痛む気がするそうです。 なお、血縁に乳がんを経験したものはおりません。 先週行った検査は、触診、エコー検査、レントゲン検査、血液検査です。 生検結果は1週間後であり現在結果待ちとなっておりますが、検査直後の医師との会話では、既に手術をする場合はこうである、といった類の話をされ、次回の検査結果は家族同伴で来るようといわれており、患者側としては、既に医師が悪性を確信していると捉えざるをえないような対応だったようです。 そこで質問ですが、エコーおよび画像の結果のみで悪性であると、医師がほぼ確信を持つことはありえるのでしょうか。 |
術前の分子標的療法(ハーセプチン、パージェタ、タキソテール)について [管理番号:7037] <質問1>上記の治療方針は、妥当と言えるでしょうか。 田澤先生であれば、どのような治療方針を計画されますか。 主治医の説明は、 ・術前化学治療のメリットの一つは、ガンのタイプと診断方針を確認することができる点 田澤先生のQ&A記事を拝見し、術前化学療法について、勉強させていただいています。 田澤先生は、術前化学療法のメリットについて、「その絶対的適応は、小さくして温存」と述べていらっしゃいますが、私は温存を絶対的に希望しているわけではなく、 一つだけ、副作用の強い抗がん剤治療を可能な限り避けたい、という希望は出しています。 化学療法、手術前後において、できるだけ、これまでと同じように仕事を続けたいという希望を出しているためです。 <質問2>乳がんの治療において、患者から医師に対して、常にメール等で質問でき、 主治医は、患者の心情に寄り添ってくださる良い医師であると思います。 |