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治療は「局所治療」と「全身治療」に明確にわけること。まずは「ここから」始めてください。

大変失礼ながら…

「主治医の説明が悪い(的を射ていない)」のか?「質問者の理解がおよんでいない(大変、失礼)」のか?

あまりにも、ナンセンスの理解をしています。

今回の回答で、きちんと整理されることを期待します。

 

 

まず重要なことは治療は「局所治療」と「全身治療」に明確に分ける事。

 

1.局所治療

ここでいう局所とは「手術と放射線」です。

 

①センチネルリンパ節での微小転移

⇒追加郭清省略し、予後にも影響しない。

★抗がん剤が必要か?(という、全身治療とは)そもそも無関係

②断端陽性

⇒(このまま放射線では)温存乳房内再発のリスク因子となる。

★選択肢として、このままリスク因子を許容するなら(予定通り)「照射(Boost+も含む)」だし、リスク因子を避けたいなら「追加手術」を選択します。

 

2.全身治療

ここでいう全身治療とは「薬物療法(ホルモン療法や抗がん剤)」です。

質問者はKi67=10%なので(質問者自身が理解されているとおり)luminal A相当と判断して「抗がん剤しても、それによる上乗せはないだろう」と考えても何ら問題ありません。

★但し、現在はOncotypeDX無償提供プログラム期間なので、OncotypeDX無償提供プログラムを申し込んで(上記を)確認すると「より安心」です。

 

 

大事なことは…

局所因子(センチネルリンパ節微小転移や、断端陽性)は、全身治療(抗がん剤を選択すべきか?)とは無関係であることの理解です。

十分理解を深めましょう。