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今週のコラム 456回目 彼らに反省はあるのか?

昨日は暑かったですね。

あの暑さの中での30kmは流石に身体にこたえ、昨日は屋上には上がれず…(だから写真はありません)

今日も天気良さそうだから、今日の写真をあげようと思います。

成田 川豊 高速で40min.

 

と、思っていましたが…

急にうなぎを食べることとなり

老舗はやっぱり違いますね。

 

○ 本文

管理番号11904 ステージ2A 術後抗がん剤の必要性について

 

問題点がいくつかあり、私の最終目標は「このような未熟な診療」からできるだけ多くを救うこと

そのためには、「まだ診断がついていない(言わば、pre patientの段階の)方達」が本来あるべき診療を知ることが重要です。

問題点

3年前に左乳頭からの血性分泌があり、大学病院を受診

その際「針生検の結果、経過観察」とあります。

まず、この診療が正しかったのか?となります。

ポイント1

(針生検の結果)良性となったのに「3か月毎の経過観察」とあります。

これが意味するところは、そのシコリが「画像上怪しい」だろうということです。

画像上良性で納得が出来る所見であれば、流石に3か月毎の経過観察は無いでしょう。

つまり(最終的に3年後に)このシコリが癌と診断されるのだから、この段階でキチンと針生検ができていれば、3年も進行させるという事態には至らなかった。

『きちんと経過観察していたのだから、我々の診療に非はない。』と彼らは主張するだろうけど、『頼むから腕を磨いて、針生検は100%の精度にしてくれないかなぁ(怒)』というのが正直なところです。

ポイント2

血性分泌に対して乳管造影はできなかったのか?

まぁ、これを期待するのは(流石に)もう諦めました。

いずれ、今回は(その原因である)癌がエコーで「立派に」見えていたのだから(針生検で診断がつけられるので)その必要はありませんが…

ポイント3

彼らに反省はあるのか?

結局はここですね。

3年間もリンパ節転移陽性となるまで診断できずにいた元凶は間違いなく、その「未熟な針生検の精度」なのです。