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今週のコラム 447回目 動画配信 fundamental 2 エコー要精査

ご飯より「麺」がすすむ暑さ到来!

 

ほうれん草タップリの健康ラーメン

オクラは夏バテ防止に欠かせません

ギガレモンは1本では勿論足りません。

 

○ 本文

fundamental シリーズ 第2回目は超音波検診です。

 

嚢胞

まずは「嚢胞で経過観察」は止めてほしいと検診機関に言いたい。

ちょっと、画面が暗くて見ずらいが…

 

「経過観察」と書かれた時点で被験者は、ビビるもの

余計な心配をさせることは、如何なものか?

 

エコーでは「腫瘤」「腫瘤疑い」が中心になりますが、その精査は「医療機関(医師)」任せとなります。

 

扁平、楕円 安心できる線維腺腫

実際にCELEROして確認しています。

 

私が、(動画配信でも)強調したのは「扁平楕円(オセロ型ともいう?)」以外は生検してもらいましょう。というメッセージ

 

これは、50歳で初めて指摘された所見

昨年まで無かった⇒50歳で線維腺腫?

と、CELEROしましたが、やはり線維腺腫でした。

最近は閉経年齢も上昇して(私が医者になった30年前と比べて)10年は遅くなっていると思います。

昔は40歳で線維腺腫が新たに出来ることは無い。なんて言われていたのですが…

 

 

検診結果には「線維腺腫疑い」となっていましたが…

どう見ても「周辺毛羽立ち」があり、ちょっと診断が甘いのでは?という症例

実際に浸潤性乳管癌でした。

 

 

これなんかは逆に、線維腺腫かな?と思いながらCELEROしましたが浸潤性乳管癌でした。

 

The image alone can’t confirm it’s benign either, a needle biopsy would be the best way to get a definitive diagnosis.

なのです。(たまには、アカデミックに英語で)

 

 

無論、「小さいから」という理由で(生検せずに)経過観察など論外。

形状は怪しいですよね?

4mm 浸潤性乳管癌です。

 

何処かの施設では「5mm以下は生検しない」と(患者さんへ)言い切ったようですが…

そんなことをしていると…

 

 こんな立派な癌に成長させることになります。

 

何のための検診なのか? 早期発見のためではないのか?

 

ちなみに、検診では「乳腺症疑い」のこの症例

 浸潤性小葉癌

いよいよ「疑わしい」所見となるまで、「育てる」ような施設では大変なことになります。

この時点で5cm以上なのだから…

 

fundamental シリーズは、あくまでも入門編

ほとんど何も知らずに検診へ行って、「要精検」ってどういうこと?ほぼ癌なの?

という人たちへのアプローチです。

それでも、「つい」本音というメッセージが出てしまう。

 

経過観察ではなく、(癌の可能性が少しでもあるのなら)生検すべき、

それも「100%確定診断」と、言い切れる医師を選択しないと、とんでもない「沼」に嵌るから気をつけて!!