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今週のコラム 420回目 マンモグラフィーとエコー ver. 1

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寒くなると…

鍋が美味しい季節です。

モツ最高!

 

 

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寒くて屋上には出られず…

(一見、ラーメン風に見えますが)鍋にコンニャク麺です。

 

オクラ納豆には(ふるさと納税で届いた)シマアジをのせて

 

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クラブハリエ

 

 

 

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バームクーヘンの甘さと、ジャイアントコーンのピリ辛が堪りません。

 

 

 

〇 本文

検診についてお話ししましょう。

皆さんご承知のように、乳がん検診には「マンモグラフィー」と「乳腺超音波」があります。

まず実際にあった事例について提示します。

それについて、いろいろ考えてみてください。(「ありてい」に言えばクイズのようなものと考えてください)

その回答(と、いうか解釈)については次回の今週のコラムで提示します。

 

症例 Aさん

乳がん検診として(マンモグラフィーと乳腺超音波、どちらがいいのか?)解らない。

えい!両方とも受けてしまえ!』と、いうことで両方受けることにしました。

まずはエコーでした。

そして、次にマンモグラフィーを受けました。

上記順番は、実際にAさんにインタビューして解ったことです)

 

後日、送られてきた検診結果

エコー:異常なし

マンモグラフィー:右構築の乱れ(言わゆるdistortion)要精査

 

そして、後日当院外来を受診しました。

実際の画像を見る前の段階で私は、こう思っていました。

(私の心の中)「マンモグラフィーで異常所見といったって、エコーして異常なしなのだから、総合判定的に(マンモグラフィー所見があっても、石灰化以外は結局エコーで異常が無ければ異常なしなのだから)検診結果異常なしでいいんじゃないか? 検診でエコーしているのに、もう一度私がエコーする意味ってあるかなぁ。」

お解りでしょうか、通常「マンモグラフィー検診:要精査」で受診された場合には私がエコーして異常がないことを確認した上で、受診者に『マンモグラフィーでの異常の殆どは(実際には)意味が無い=読み過ぎの所見であり、エコーで異常が無かったので100%正常です。よかったですね。』と、これで終了となります。

♯石灰化だけはエコーでは通常見えないし、(見えないからと言って)異常でないなんて「とんでもない」ことは乳プラ常連の方々には「釈迦に説法」でしょう。

 

★つまり(石灰化以外は)マンモの所見よりエコーの所見が優先する(と、いうかエコーが解答)

これが大原則なのです。

 

しかし、この画像を見て『あっ』と思いました。

 

○ マンモグラフィー

 

 

 

R-CC

 

 

 

 

 

 

R-MLO

 

 

 

 

 

R-CC

ここです!

 

 

 

 

R-MLO

(R-CCほどの所見ではないですが)

ここです。

 

 

私はこのマンモグラフィーを見て、そしてエコーしました。

すると、(検診)エコーでは「異常無し」

だった筈でしたが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドップラーエコー

血流豊富

 

 

それでは、ここからがクイズです。

何故検診エコーでは異常無しだったのが、私がエコーしたら(マンモグラフィー相当部位に)所見を発見できたのでしょうか?

三択です。

1.エコー技量の差で私のエコーが上手すぎるから。

2.検診エコーしてから1か月程度経っているので、「その1か月」で腫瘍が大きくなったから(ようやく見えるようになった)

3.そのエコー技師は「マンモグラフィー所見を知らずに(実際にエコーが先に行われていた)エコーした」から。

 

さて、掲示板での皆さんの回答や議論の沸騰(⇐ちょっとハードルあげ過ぎ)を期待しています!

それでは、次回のコラムをお楽しみに!