シェルターガーデン日光
その眺望は圧倒的
広々としたリビング
圧倒的な眺望で心が休まります。
中世ヨーロッパのホテルに感銘したデザイナー
自然の木を使った造りに拘っています。
(口コミでも出てくる)手作りの洗面台
確かに「浅い!」
リッツカールトンのような「金属と磨かれた石」のような豪華さは、ここにはありません。
私は(リッツカールトン「日光」には滞在したことはありませんが)「東京」と「大阪」には滞在したことがあります。
非日常を求めてホテルに宿泊する私にとって、「金属と磨かれた石」は確かに気分を高揚させますが、このホテルのコンセプトを理解すると「それとは異なるベクトル」としての心地よさに気付かされます。自然の木が何とも「居心地がいい」のです。
シェルターガーデン日光の「もう一つの」目玉
それは食事です。
フレンチコースといいながら、ふんだんに和を取り入れた絶品!
こんなフレンチ見たことありますか?
それでいて肉のメインは牛ヒレだったり、「ちゃんと」フレンチコースしているのです。
このコース料理には多くの人がひれ伏すことでしょう。
「自然の木」か?はたまた「金属と磨かれた石」か?などと悩んでいる人も、これに影響されて「居心地いいな!」と軍配が決まるでしょう。
それほど、(私史上)最も(その和のテイストに驚きつつ)其の美味しさに魅了された食事でした。(これを味わうためだけでもリピーター多そう!)
デザートはこれ。
フレンチでしょ?
「(露天)風呂」と「ワイン」と「私」
まるで「平〇愛〇」の局にあるかのような定番!
私が泊まった部屋だけのようですが、半露天の風呂でした。
日光の大自然の空気を感じながらの開放感!
温泉ではありませんでしたが、そんなことは気になりません。
ヨーロッパ風のネコ足タブにつかり、飲む白ワイン。
人生、ここに極まれり(大袈裟?)
プロローグ
そんな(夢のようなというよりは)今までとはちょっと違った滞在を経て…
客観的に、
「一休」の口コミ評価は高得点ですが、そのコンセプトへの好みは別れることでしょう。
つまり誰にも彼にも「平均点が高い」というよりは(ある人にとっては)刺さるが、(全く)刺さらない人もいるような感じと言えます。
ただ夕食の(和)フレンチコースを食べてしまったら… やっぱり高得点となるのも頷けるのです。
〇本文
皆さんから届いてくるQAの中に「これは!」と感じるものがあります。
今回取り挙げる11331は、自分自身に行われた医療の妥当性の検証に大いに役立つのではないか?
そう思うのです。
初めての乳がん検診でマンモとエコーをしました。
エコーはA、マンモは区域性石灰化で再検査になりました。
紹介状をもらいすぐに病院へ行きました。
再度エコーとマンモを行い、エコーでも石灰化が確認できると言われ、カテゴリー3とのことでした。
組織診(エコーで見ながら針を刺しバネのやつ)を行うことになり、8回バンバンと細胞をとりました。
医者と技師さんがあぁでもないこうでもないと言いながら、時間もかかりすごく不安でした。
途中で細胞診もすることになり、結果的に組織診と細胞診を行いました。
2週間経ち結果を聞きに行くと、「悪い物ではなく、乳がんではありませんでした」と言われ、その時は安心した信ですが、「今後も丁寧に見ていった方がいいので、次回3ヶ月後に来てください。マンモとエコーやりましょう」
と言われたのが、気になっています。
悪いものではなかったのになぜ3ヶ月という短いスパンで再検査なのでしょうか。
3ヶ月後に悪性でした、ということはあるのでしょうか。
〇 回答
悪いものではなかったのになぜ3ヶ月という短いスパンで再検査なのでしょうか。
⇒シンプルに…
担当医自身が「その結果に自信を持てていない=その結果に信頼を置いていない」ということです。
3ヶ月後に悪性でした、ということはあるのでしょうか。
⇒(残念ながら)ありえます。
何故なら、その可能性がゼロであれば担当医が「3か月後に来てください」とする必要がないからです。
問題点1.deviceのmiss choice
「マンモは区域性石灰化」
⇒無論、これはST-MMTで「石灰化をtargetとして」確定診断すべきとなります。
では、何故「エコーで見ながらの」組織診+(何故か追加された)細胞診となったのか?
⇒これは、無論(本文中にある)「再度エコーとマンモを行い、エコーでも石灰化が確認できた」からでしょう。
ただし、石灰化は本来マンモグラフィー所見です。
それでは「エコーでの石灰化(らしき)所見」とは?
⇒シンプルに言えば(マンモグラフィーでの位置から)「この辺りに石灰化がある筈」と検討をつけながら、(実際には)それらしい所見を
①「これかも?」~②「これじゃないかな。」~③「これの可能性が高いな。」~④「これだと思います。」~⑤「絶対にこれだな。」
まで…実に様々な段階があるのです。
それでは、今回は上記のどれだったのか?
参考となるのは本文内容の
『医者と技師さんがあぁでもないこうでもないと言いながら、時間もかかりすごく不安』
という一文です。
これから類推すると、おそらく(上記)①~② 大きく見積もっても③どまりでしょう。
「あぁでもないこうでもない」というのはエコー所見が曖昧なために、検査の途中で(石灰化らしき)所見を見失い。
(以下、想像上の会話)
エコーで見ながら 医師「これだよな?」 技師「いやー、わかんないす。」
的なやり取りでしょう。
↓
まとめると、事実は(きっと)以下のようになると思います。
1.そもそもマンモグラフィーで要精査となった「区域性石灰化」はエコーでは「これかな?」程度の曖昧な所見であった。
2.(更に)検査の途中で石灰化を見失ったことからも、担当医は採取した部位が「マンモグラフィーでの石灰化の部位と一致していないのでは?」と疑心暗鬼のまま検査が終了してしまった。
3.(これが決定的なことですが)病理レポートには「石灰化が含まれている」記載が無かった。
★本来、石灰化をターゲットとして採取したのだから、その標本には石灰化が含まれていなくてはいけません。
つまり、「石灰化が含まれていない」=「ターゲットを外した(目的の(石灰化)部位以外からの採取」となるわけです。
では根本的な問題、何故deviceのmiss choiseがなされてしまったのか?
simpleに「石灰化」所見なのだから、deviceは「石灰化をtarget」としたST-MMTにすれば、このようなことは無かった筈です。
何故?
⇒おそらく以下の3つのどれかと思われます。
①その施設に(そもそも)ST-MMTの装備が無かった
②ST-MMTがあることにはあったが、使いこなせていなかった(箪笥の肥やしとなっていた)
③ST-MMTの予約が埋まっており、(より簡便にできる)エコーガイドでおこなってしまった。
★ただし、③ではなさそうです。
何故なら、(もしも③ならば)エコーガイドで失敗した段階で「3か月後経過観察」ではなく、(3か月後ならば予約が入るであろう)「3か月後ST-MMT予定」とする筈だからです。
問題点.2 「確定診断は100%でなくてはならない」という意志の欠如
これは、今回のケースだけに当て嵌まることではありません。
QAの長い歴史を1から紐解くまでもなく、ざっと1000位遡るだけでも目に付く筈です。
(細胞診や針生検で)良性と診断しておきながら、「(診断に自信が持てないから)癌で無いとは言い切れないから、半年後ね」みたいな、ソレやアレです。
そして、その中の(少なからずの方は)結局「確定診断希望メール」経由で私が検査を行い「癌」の診断となっているのが実状なのです。
その「精度の悪さ」の原因はなんなのでしょう?
いくつかあるとは思いますが(経験数も一因ではあるでしょうが)、一番問題なのはシンプルに『CNBにしろ細胞診にしろST-MMTにしろ、それをやるからには、結果は100%でなくてはならない』という(本来そうあるべき)強い意志の欠如なのだと思います。
正しいdeviceを選択し、正確な手技を行うかぎり(自ずと)100%正しい結果となるのです。
極論を言えば…
患者さんに痛い思いをさせておきながら「その結果に100%責任を負えないような医師」は検査を行う資格がないのではないでしょうか。
★「医師は信頼できない」という(残念ながら現実である)悲しい事実をここで強調しても仕方がありません。
皆さんが生検をしておきながら「3か月後経過観察が必要」などと言う医師に出くわしてしまったら、自らの意思で軌道修正して欲しいという事なのです。