皆さん、おはようございます。
昨日7月1日土曜日朝は大忙し!
ランニング。と思ったら、術後の患者さんの処置。
そのまま車に飛び乗り、パシフィコ横浜へ。
会場にポスターを貼り、江戸川病院へ大急ぎ戻り、そこでGO TAXIに飛び乗り
9:30の市川外来にギリギリセーフ ふー。
外来が終わり、雨の中のランニング
事故渋滞の京葉道路を乗り越え、ようやく家に辿りつき腹筋してシャワー浴びて
いよいよ辿りつきました屋上です。(pm3 雨は上がっていました!)
![](https://nyuugan.jp/wp-content/uploads/2023/07/fbc1d5cc466b49318a1aed379cebd345-300x169.jpg)
駅弁でも、そうだけど…
「いろいろなオカズ」弁当がお気に入りです。
若いころは「ステーキ弁当」みたいな単品系が好きでしたが…
オクラの上には納豆(夏バテ防止の最強「ネバネバ」コンビ)目玉焼き、キムチチゲ
朝から大忙しだったから、この屋上での安らぎが最高でした。
〇本文
再発治療の理想とは?
無論、根治だよね?
ただ私も詐欺師じゃないから、「根治できます」などと言うつもりは毛頭ありません。
そうではなく、あくまでも「根治を狙う」のです。
どうやって?
何か「工程表」みたいなものあるのかい?
まずは、画像上消失(cCR)を狙う。
その次に、それを維持する。
何年維持すれば「根治」って呼べるのか決まりはないけど、さすがに20年も維持すれば根治だよね?
症例)50歳代
初回手術後ホルモン療法
術後1年8か月で胸椎転移出現
まずは、画像上消失が目標だね。
どういう治療をしたの?
骨転移による疼痛症状もあったし、特に単発なのでまずは照射です。
照射で「見事に」取り込みは消失!
ただ「骨破壊」の痕が痛々しい。
来たー! 画像上消失
ここからが、大事な「維持」だね。
ここで、すぐに手を抜いて「再燃」したりしないように…
その後、抗がん剤 eribulinを半年行い、その後(今までであれば)ホルモン療法単独で経過をみるところだったのだけど…
ちょうど、その頃保険適応が通ったCDK4/6 inhibitorであるpalbociclibを開始。
これが良かったのかな。
現在もCDK4/6 inhibitor継続中、(再発後)6年になりますがcCR継続中です。
この症例は単発骨転移だから(たまたま)上手く行っていると思いますか?
次回は「多発」骨転移の例をご紹介します。