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今週のコラム 393回目 乳癌の「超」早期発見 vol.1 小さい乳癌にカードを切れるか?

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昨日(土曜日)は雨

久しぶりにラーメンは止めて(炭水化物は)トーストのみ。

(恒例の)オクラ納豆ネギに野菜スープをかけて、たんぱく質はチキンです。

 

〇本文

近々、公開される動画のタイトルは(以前、紹介したように)

乳癌の再発 その医師はカードを持っているか?

(副題)あきらめない乳癌 vol.1

でした。

それでは次回は? と、いうことでいろいろ考え(皆さんの意見の中では鎖骨「下」の次は鎖骨「上」がいいのでは?などもありましたが…)

下記のように、(今)決めました。

乳癌の「超」早期発見 その医師はカードを持っているか?

(副題)究極の早期発見の乳癌 vol.1

★ vol.1としたのは、(当然)vol. 2は石灰化 vol.3は乳頭分泌を想定しています。

 

乳癌の「超」早期発見の契機として「石灰化」は代表格といえるでしょう。

ある意味、石灰化は(超音波で見えないとは言え)マンモグラフィーで「くっきり」検出できるので、ST-MMTさえ使いこなせたら…(ここに問題点が潜んでいますが)比較的「誰でもできる」早期発見と言えます。

 

なので、vol.1としては(敢えて、石灰化は外して)「小さいしこり」としました。

 

症例1.  前医(某大学病院)で『小さくてさせないかもしれないから、6か月後経過観察しましょう』といわれた症例

 

4mm

当院を予約外(水曜日午前)受診

⇒後日、市川外来受診

CELEROにてDCIS

 

 

 

何故、前医では「刺せない」のだろうか?

そんなに難しいものなの?

 

 

 

「経験の差」と、言ってしまえば簡単だけど…

かと言って、ベテラン医師が出来る訳でもない…

「どんなに、(病変が)小さくても診断してやるぞ!」という意志(と、いうか診療方針)が必要なのは当然だけど、次のような例もある。

 

症例2.(前医で)MMTEして良性、更にCNBして良性

主治医から『小さいから取れていないかもしれない…』と、言われた症例

 

4.4mm

乳プラ「確定診断希望メール」にて市川受診

CELEROにてIDC

 

 

 

 

この症例では、(症例1の某大学病院の医師とは異なり)

「小さいから無理!」と諦めることなく、果敢に(?)2回もチャレンジした、その情熱には敬意を払うけど…

 

 

結果として、その患者さんを「2度も」痛い目に遭わせただけなんだね。

どうすればいいのだろうか?

 

 

私が考えるに…

「情熱」だけではなく、(小さい標的への)「経験の差」となるかなぁ。

たんに、乳腺外科医として(だらだらと)ベテランになっても、日ごろから小さい病変を生検で確定診断していないと、乳腺外科医としてのキャリア年数≠小さい病変の生検精度

なのだと思います。

 

日頃から「怪しいわけではないけど、良性とは言い切れない」小さな病変を(良性を良性と診断することも重要なことと心得て)生検することにより、(はじめて)小さい病変への生検精度が高まるということなのです。

日頃「余程怪しく無ければ、小さい病変は無視(もしくは経過観察)しているようでは、超早期の「千載一遇のチャンス」も物にできないわけです。

 

 

もしも、皆さんが担当医に

『小さいから経過観察』と、言われた時に小さくても確実に診断できるというカードが(実際には)あることを知ってもらいたいのです。