今年もイシュラン編集部から来ました。
思い立って調べてみたところ、
2016年から7年連続でした。
これって、投票なのかな?
ふるさと納税の2月お届けの「カンパチ」
刺身には「ごはん」ですよね?
昨日(土曜日)は風が強くて屋上には出れず。
(上の「ごはん」は先週です)
定番の「オクラ納豆ネギ」の上にはモツ煮です。
期待膨らみます
個性派揃い
○本文
再発に対する薬物療法
ここ10年で激変したのは、(それまでは)抗がん剤の種類が増えただけでしたが…
何といっても、以下の2つと言えます。
1.CDK 4/6 inhibitorの登場
2.免疫チェックポイント阻害剤の適応
これらをサブタイプ別の治療戦略として例示します。
1.luminal type
X年 初回手術(全摘+腋窩郭清)術後EC⇒docetaxel ホルモン療法
X+2年 局所再発にて手術
X+4年 PET 肝、肺、骨、リンパ節(縦隔など)再発
⇒骨転移に対して照射後、
bevacizumab+paclitaxel⇒paclitaxelに対する強いアレルギーにて中止
EC x 4 (術後補助療法として4回使用していますが、再登場)
eribulin x 4 cycle
腫瘍マーカーが正常化していたので安心はしていましたが、
ここで評価 CR!
注)PETでは脳、心臓と腎臓、膀胱には正常でも集積します。
palbociclib(CDK 4/6 inhibitor) 2年経過継続中 CR維持しています!
2.triple negative
X年、初回手術 全摘+腋窩郭清 術後ECx4⇒docetaxel x4
X+1年、縦隔リンパ節再発
因みに、これが再発前のCTです。
比較すると病変解りますね?
⇒縦隔リンパ節に照射後、pembrolizumab+gemcitabine+carboplatin
3.HER2 type
X年 全摘+腋窩郭清 術後 ECx4⇒trastuzumab+docetaxel x4 ⇒trastuzumab x14
♯ pertuzumabの術後補助療法の適応追加が2018/5ですが、その前だったので術後にpertuzumabは行われていません。
X+5年 多発肺転移
trasutuzumab+pertuzumab+eribulin x6クール
上記治療、半年後のCT
肺転移は著明に縮小し、瘢痕化しています。
♯ 肺は病変が治癒しても瘢痕化します。
例)肺炎の痕とか、肺結核の痕などいつまでも指摘されますよね?
(その後)trastuzumab+pertuzumab(両分子標的薬だけの)半年投与
★次回のコラムでは、上記3症例の「何故、この治療になったのか?」を解説します。