
限定商品、お洒落です。

こちらも限定
明石の酒造とクラブハリエのコラボ
神戸限定とのことでした。
ウイスキー、バウムクーヘンに合います!

土曜日の屋上
天気よく、風邪無し
ハイテンションです!
○本文
「ハイテンション」
なんて目にすると、皆さん私のキャラとは違う印象を持つかもしれません。
まぁ、それはいいとして2月18日(土曜日)早朝(というより夜中)
いつもより1時間以上早起きした原因は、明らかにこのハイテンションだったのです。
何故か?
金曜日の手術の中に再発手術が2件混じっていました。
金曜日、初発手術ならば4件の後、(夕方)市川外来で生検(MMTEやCELERO)するようなスケジュールが通常です。
ただ、この日は予め手術は3件として(更に)市川外来をクローズしていました。
(再度)何故か?
ご存知の方も多いとは思いますが、当院では(手術前に)2回外来が必要です。
そもそも(他院での)再発手術の場合には初診時に、手術可能なのか?診察をします。
自らエコーして術者の目で(現在の自分の実力で)手術が可能なのか判断するわけです。
前医で「手術不能」と宣言されての受診のわけですから、そう簡単なことではありません。
再発病巣が進行してしまえば、しまうほど手術が困難となるのは解って頂けると思いますが、現状手術が1か月待ちとなっている以上、「手術可能と判断してから、実際に手術に至る迄の1か月」これが曲者となりえます。
この日の手術は(たまたまお二人とも)初回診察で手術可能と判断してから(約)2週間後の2回目の外来受診時の診察で、「明らかに」進行していたのです。
(内心)『手術まで、まだ2週間ある! このペースで進行して大丈夫なのだろうか?(果たしてギリギリ手術が可能なラインを超えないだろうか?)』
無論、患者さん達に私の内心の危惧を感じさせるわけにはいきません。
『大丈夫、手術できますよ』
その日から手術までの2週間程度は、大きなプレッシャーを感じながらの毎日でした。
そして当日を迎えました。
早朝のエコーの際には、実際の手術をイメージしながら…
『大丈夫』だと思いたい。気持ちは高まっていました。
ガチガチの再発病巣は、(しかし)手術が終わった際には綺麗さっぱりなくなりました。
(再発手術の際には)いつもそうですが、手術後の(閉創前の)正常復帰した術野を眺めるのが好きです。
(途中入れ替えの時間もありますが)am9:00~(この日、やっぱり市川外来クローズしてよかった!)pm6:00までの9時間。1滴の水も飲まずの3件(渾身の2件+通常の1件)
手術を終え、『本当に良かった!』
身体(というか、神経?)はクタクタでしたが頭はハイテンション。
土曜日の朝に、いつもより1hも早めに起きてしまったのは、皆さんからいただいたバウムクーヘンやチョコレートが(平日は食べないので)解禁される土曜日だから…
だけではありません。
難しい手術の達成感、暫く続いたプレッシャーからの解放感。
最高の土日に感謝です。
と、書いた土曜日。
以下が本日、日曜日の記載となります。
土曜日よりも(更に)1時間も早く起きてしまった!(またかいな?)
(と、いうことで)ハイテンションはまだまだ続いています。
ハイテンションの中、20kmのランニング
いろいろ思いは溢れます。
再発手術が全国から集まり、鎖骨上や鎖骨下の再発手術をこれほど高頻度に行うようになって、1年は経っていない。
ただ、最近思うことは…
それまで通常の手術(所謂初回手術、標準術式)を他の乳腺外科医より数多く手掛けることで「出血が極めて少ない」「だからドレーンは不要」のように自信をもって手術をしてきたし、それが誇りでした。
ただ、この1年。
通常行わない(他院で手術不能と言われた)手術をプレッシャーを感じながらも、やり遂げてきて感じるのは、(今までの)その先の風景を俯瞰して見るようになっていること。
同じような手術でも何千回も行えば(慣れて)精度は上がってきます。(それが過去の私だったと思います)
ただ、それではあくまでも「同じ目線から」にすぎません。
「一つ上のステージの目線から」通常の手術を行うようになって、通常の手術が今までとは明らかにグレードアップされているのを感じているのです。
チャレンジとはこういうことなのか?
(一つ上の)難しいことが出来れば、今までのことが「より丁寧でより無駄なく」できる。
上手く言えてないかもしれませんが、普通の手術が最近特に面白いのです。
チョット、自信過剰な文章になってしまったとしたら、それも「ハイテンションの仕業」としてどうかご勘弁を。