Site Overlay

今週のコラム 355回目 pegfilgrastim(日本名 ジーラスタ)による白血球増多

6月中に梅雨の空けた長い夏も、さすがにピークが過ぎたか?

そろそろスカロケで、この時期毎年恒例となっているフジファブリックの「若者のすべて」が流れそうです。

真夏のピークが去った。

DSC_0521

 

昨日(土曜日)

ニンニクトマトパスタには(ふるさと納税コンビの)「鯛とカツオのタタキ」をトッピングしました。

★このfish sistersのお陰?で「炭水化物ばかり感」が大分薄まった?

スパークリングワインはhalf bottle ,  これだとglassが大きく見えますね!

 

話は変わりますが、FMを聴いていると、ときどき引っかかる(特に若い女性)キャスターの言い間違い

ワンモーニングでだったかな?

よ〇だ あ〇よさん(元、TBSニュースキャスターだった筈?)

北海道の鹿の全頭検査だったと思うのだけど、「今、北海道には〇〇頭数確認されています」的な内容で、「頭数」の部分を「〇〇あたまかず」と読んでいました!

この場合は「〇〇とうすう」ですよね?(もし、私の方が間違っていたら逆に恥ずかしい!)

頭数を「あたまかず」と読む場面もあるけど、それは『彼をあたまかずに入れればね。』みたいなシーンだと思います。

これは「言い間違い」というよりは、「知らない」のか? その後訂正もしないし…

★ フネさんの言う通り!

牛だったか?羊だったか?(鹿ではなかったかもしれませんが)とにかく動物の話をしているのに「あたまかず」というwordに非常な違和感だったのです。

 

基本、FMは走りながら聴いているので思わず「ズッコケ」てしまうところでした。

国語と言えば…

国語自体、学生時代から(どちらかと言えば)苦手の分野で、小学校時代は「漢字の書き順」が納得できませんでした。

「書き順って、必要?」自由にさせろや!って、感じで頑なに先生に逆らっていました(漢字自体は普通に覚えていましたよ)

また国語の問題で「主人公の気持ちは? 以下の1~3の中で正しいものを選びなさい」なんて設問自体、『読者の自由でいいんじゃない? そもそもこの回答事態「作者の解釈と違ってたりして」』みたいに思ってました。

そんな私も最後の共通一次世代。正直、国語に足を引っ張られることが課題で(実際)5教科で一番点数低かったなぁ。

 

〇本文

まずはQAから引用

QA 10105 の質問者様から 【質問10】

ジーラスタ接種後の白血球異常値
性別:女性
年齢:54
病名:ルミナールb、ki67 70% 硬がん
症状:リンパ節転移あり しこり2.2cm ステージ2b
投稿日:2022年8月4日

EC1回目投与後3日目にジーラスタを摂取しました。

その9日後にコレステロールの薬をもらっている内科で血液検査をしたところ、異常な結果ということで電話があり、すぐに来るようにとのことでした。

白血球 14500
赤血球 376
血色素量 12.1
ヘマトクリット 36.5
MCV 97.2
MCH 32.2
MCHC 33.2
血小板数 13.8
好中球 64.5%
好酸球 0.5%
好塩基球 0.5%
リンパ球 10%
単球 4%
異形リンパ球 0%
骨髄球 14.5%
後骨髄球 6%
杆状核球 9%
分節核級 55.5%
好中球内に中毒性顆粒を認めます
赤芽球 2/200WBC

骨髄球など普通は出現しないものが出ていて白血病の方のような数値だと言われました。
ジーラスタを打ったと言うと、あーぁ、それでか?といわれましたが、乳がん治療をしている病院へこの結果を持って行くようにと。

これは、ジーラスタを打ったためでしょうか?
また数値は正常に戻りますか?
それとも白血球の疑いがありますか?
とても不安で、抗がん剤の副作用もそれほどなく体調もよかったのですが、この結果を見て不安で体調も悪いです。

 

pegfilgrastim(日本名 ジーラスタ)

これは「持続性」のG-CSF(granulocyte-colony stimulating factor)製剤です。

白血球が低下してから投与を行う通常のG-CSFとは異なり、予め白血球が低下することが予測される場合に投与されます。(dose denseやTCなど)

★何故(これを知らない)医師に『白血病では?』と大騒ぎされるのか?

まず、この薬剤が日本で適応になってから「まだ数年(私が江戸川病院に赴任してから)」であること

⇒白血球が2万以上などという数値を見たことがない医師がまだまだ多いのです。

pegfilgrastimを投与された患者さんが(ケモの副作用などで)たまたま近所の内科を受診して『何だこりゃ? 白血病?』となるわけです。

 

★かつて、(白血球が下がってから)通常のG-CSFを使用した場合には、もともと低い位置からの増加なので、せいぜい10000ちょっととかだったので、(私も)最初に2万以上の数値を見た時には『えっ?本当に大丈夫なの?』と驚きそしてびびった記憶があります。

でも、全て3w後には「通常の値(3000-5000位)」に戻っています。