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今週のコラム 281回目 再発治療(短期間の抗がん剤で緩解⇒手術)

こんにちは。

今日は全国的に悪天候のようですね。

ここ東京も今は荒れ模様(私的にはランニング時には「小雨」程度だったので、大崩れする前に走り終えていてホッとしています)

・ 鍋

以前「猪鍋」で、そろそろ「鍋の季節終了かな」的にコメントしておきながら、先週今週と実は鍋続きです。

先週は「もつ鍋」今週は「鴨鍋」でした。

鴨鍋って、おそらく生まれて初めて(フレンチとかで、メインの選択肢の中に「和牛の…」「鹿の…」「鴨のロースト」みたいにあると、割と鴨を選んでましたが… 鍋は初めてだと思います)

旨い、旨過ぎる!

猪鍋食べた時の感動x2位!

いやー、今まで食べなかったことを後悔してます。(これから、取り返せばいいだけです)

鴨の皮を弱火で焼いて、その出てきた脂で焼いた「ネギ」の旨いこと!

「鴨がネギを背負って」とは、よく言ったものです。

★ 因みに・  そぼろ納豆にも嵌って、第2弾お取り寄せしてます。

 

本編

再発治療として『抗がん剤を一度使うと止められない』と、勘違いしている人がいますが、そんなことはありません。

こんな例を紹介します。

ご参考にしてください。

 

HER2 typeだし3期なんだから、本来は抗HER2療法やるべきだよね。

でも、患者さんにも事情があるから無理強いは勿論できないんだ。

 

 

肝転移か。

(術後補助療法は拒否しても)こうなったら頑張らないとね。

抗癌剤に拒否感が強いので(副作用が強いと「辞める」と言われてしまうのを危惧して)

eribulinを選択したんだね。(eribulinは「効果」と「副作用」のバランスが最高!)

 

 

おー! 3か月でcCR(マーカーも正常化、画像上も消失)

さすが、抗HER2療法! さすがeribulin! 期待通りだね。

 

 

 

無治療にして1年3か月で肝転移は消失のままだけど、鎖骨上リンパ節(SC)に再発か!

でも、trastuzumab+pertuzumab+eribulinの再登場で僅か1サイクルでマーカー正常化!(凄すぎる)

そのまま継続して4サイクル(3か月間)エコーでもcCRだね。

この後どうしたのかな?

また休薬?

 

これが、肝転移だったら「その選択肢」だったと思う。

だけど(肝転移は消失のままで)今回は「SC]だった。

そこで提案したんだ。

『休薬して、また再燃』なんてことがないように、鎖骨上リンパ節は手術しませんか? って。

 

 

どうなったの?

 

 

 

話し合いの結果、手術することに!

2か月目に手術(左鎖骨上リンパ節郭清)施行、病理結果では  0/7(病理学的完全緩解 pCR)だったよ。

術後にtrastuzumab+pertuzumab(eribulin抜きで)を勧めたんだけど、無治療を選択されています。