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今週のコラム101回目 (Ki67が20代はluminal Aの可能性が圧倒的に高く)本当に「Aなのか、Bなのか迷うのは30代以降」と言えるのです。

こんにちは。田澤です。

今週は3連休ですね。

私は、土曜日は市川なので2連休です。

 

せっかくの2連休、久しぶりに温泉に行ってきます。

仙台時代、温泉といえば「秋保」「作並」「遠刈田」

 

しかし東京で温泉といえば「熱海」

ちょうど、ドライブとしても手頃な距離(東名さえ、混んで無ければ…)

私のお気に入りは「せか○え」 とてもいいところです。

[caption id=”attachment_31902″ align=”alignleft” width=”300″] DSC_0209[/caption]

たまたま、予約が取れたので久しぶりに行ってきます。(なかなか予約取れません)

ということで、いつもは日曜日に公開する「今週のコラム」、本日(土曜日)公開です。

この露天風呂が最高!

 

熱い温泉に浸かり、すぐにデッキチェアーで風に吹かれる。(この繰り返しが最高!)

普段はシャワー派の私も、この時ばかりは入浴します。

 

 

 

 

 

Oncotype DX最終章

始める際には、全3回の予定でしたが、最後に当院でのデータ(最近の30症例)を提示して、所謂「グレーゾーン」について考えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず RS≦18 低リスク、19≦中間リスク≦30、31≦RS 高リスク と分けると上グラフ①のようになります。(横軸がKi67値です)

classicalなKi67を≦14で分ける事が全く無意味だと(私が)感じていることは、(このグラフを見れば)ご理解いただける筈です。

♯ 15≦Ki67≦20は、全て「低リスク」となるのです。

化学療法の上乗せが確実な「高リスク」はKi67≦35までには居ないことがわかります。

 

ここで、前回のコラムでも紹介したような ≦25 と 26≦で分けると下記の②のグラフとなります。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これをみると、(0-14でRS=26の方はrare caseと、言えますが)Ki67 ≦25では、ほぼ「化学療法による上乗せ無=luminal A相当」と読み解くことができます。

これを見ると(Ki67が20代はluminal Aの可能性が圧倒的に高く)本当に「Aなのか、Bなのか迷うのは30代以降」と言えるのです。

 

★ちなみに

Ki67もRSも連続係数なので、相関を調べると、R2=0.4068なので「相関がある」と言えます。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで、数字遊びをすると…

y(RS) = 0.5068x (Ki67)+ 5.9841

  1. y(RS)=18とすると x(Ki67) =  23.7
  2. y(RS)=30とすると x(Ki67) =  47.4

○この数字からはKi67=20台前半はlow riskの可能性が高く、Ki67=40台まではintermediate riskの可能性が高くなると解釈できます。