コラムで「出血の無い手術」について書いてみたら(自分自身が)止まらなくなってしまいました。(昨日のブログ)
それだけ(特に若い医師に)言いたいことが貯まっていたということでしょう。
大学病院から、手伝いに「来てもらっている」身なので、遠慮しているのです。
『Q&A 2020年10月12日5 ステージ4、手術ができないと言われました。』
問題点が「幾つか」あります。
1.5年前から「嚢胞」と言われていたシコリ(が、実は癌だった!)
2.シコリが大きくて「痛みの原因」となり、「手術を希望」しているのに、頑なに手術をしない
3.(積極的に)抗がん剤で病勢をコントロールして「手術」というようなvisionがない。(ダラダラした「どうせ、何やっても同じ」みたいな発想
このような診療を見ていると(QAでも「よく出てくる」類の診療ですが)、いつも思うことがあります。
彼ら(手術が不得意? 言っちゃった!)にとっては、「手術は(自分にとっても)患者さんにとっても」負担が大きいという認識が根底にあるのでは?
私から言わせると、手術は「最も楽(お互いにとって)で、(確実な)治療」という位置づけ。
時々、(QAで)医師から『手術をすると1か月位、抗がん剤ができなくなるから』的なコメントがあるようですが…
当院では(抗がん剤を早めに開始したい方には)手術翌週から外来で行っています。
〇 結局、先日の『今週のコラム 258回目 「出血の無い手術」について』に、戻っていくのです。
患者さんにとって負担のあるような手術をするから『手術は負担』という認識に(その医師自身の中で)なっているのです。
私が術翌日に退院にしている背景には『手術は身体の負担にはならないのですよ』そんな密かなメッセージが隠れているのです。(後付け?)
年齢 50-59歳
入院期間 4日間
痛み 4
右乳房切除+腋窩郭清でお世話になりました。術直後は痛み4でしたが、その後1に落ち着きました。動かすと痛みますが、次からが楽になる木がするのでリハビリに励んでいます。転院をお願いしてからの手術でしたが、皆様の感想通りでした。
今後共宜しくお願いします。