昨日のコラムの「続き」
大学病院から手術助手に来ていただいています。
毎週月曜日と、金曜日は「それぞれ別の医師」が来ています。
『ガーゼは持たないようないに。』
遂に、言ってしまいました。
手術中に出血する場面が無いので、(助手が)ガーゼでそれ(出血)を拭く必要は無いのです。(それどころか、無駄に擦ることで微細な血管が破れて「それにより」逆に出血することさえあります!)
何故、そんなことになるのか?
我々、外科医は(ホッカホカの成りたての際に)手術を指導される医師から、『助手の仕事は、ガーゼを常に持って出血したら、すかさず拭く事。それが基本』
これは、どこの医局(大学病院)でも共通のようです。(因みに私も、そう言われたので東〇公〇病院で「ガーゼを持つな!」と言われるまでは、それが常識だと思っていました)
今、出血の無い手術をしていて思う事は…
その「指導医」なる医師が「術中は出血することが当然」と思いながら、そのような「下手な(言っちゃった!)」手術を行っていることが元凶だということ。
だから、大学病院から(当院に)助手に来る医師は、(例外なく)ガーゼを常に持っています。
私は(それを)止めてもらいたくて、何度か『ガーゼ必要無いから、持たないで』と言うのですが(なかなか)習慣は直せない。
もう一つ言うと、
その医師は週に1回(数件の手術を)江戸川で助手するのですが、普段は大学病院勤務です。
他の曜日では(その大学病院の手術では)出血をガーゼで拭くことが必要なわけです。(おそらく)
だから、「江戸川ではガーゼは持たない。だけど大学では持つ」みたいな切り替えさせるのは、ちょっと可哀想。
普段は、(だから)あまり「しつこく」言わないのですが、先日は新しい助手が来たので「最初が肝心」ということでビシッと「ガーゼは持たないでね。出血させないことが術者の役目なんだよ。」
そんな、やりとりがあったのでした。
年齢 30-39歳
入院期間 3日間
痛み 2
手術後1~2週間は痛みがありましたが、徐々に和らぎ、今では普通に身体動かすことが出来るようになりました
乳がんプラザで田〇先生の事を知り、江〇川病院に転院し、先生に執刀して頂き本当に良かったと実感しております。ありがとうございました。