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今週のコラム 458回目 正しい(断端陰性となる)温存手術とは

昨日も暑かった!

 

右に見えるは(セブンの)冷製トマトパスタ

これが、また旨い。

オクラほうれん草キムチ納豆には、さらっと(これもセブンの)鳥皮がアクセント

 

続、日曜日も暑かった!

 

肉蕎麦には、たっぷりのほうれん草の陰にオクラもあり。

栄養たっぷりです。

 

○ 本文

本日回答しているQに以下のものがありました。

Q&A 乳房温存できますか 8/10 18:38

この機会にこのコラムで取り挙げます。

 

 

まずは…

正常乳腺の構造

このように(実際には)10本以上の乳管が乳頭へ(独立して)開口しています。

 

 

 

ここに…

癌発生

乳管の(壁の)細胞が癌化

無論最初は(乳管内)非浸潤癌です。

 

 

これが…

乳管内へ拡がっていきます。(乳管内進展)

 

 

 

 

そして、いずれは乳管壁を破って「浸潤」浸潤癌となります。

シコリ形成

 

 

 

 

縦方向の5cm!

これが『Q&A 乳房温存できますか 8/10 18:38』の質問者の状況と言えます。

 

 

 

 

温存手術

正しい温存手術では「結局」

乳管内進展を意識し、乳頭方向は「乳頭直下を超えて」♯乳頭は取りません。あくまでも乳腺だけです。、そして末梢方向は「完全に端まで」切除します。

 

 

因みに…

断端とはこのようになります。

「側方断端」さえきちんと意識すれば、

「乳頭側や末梢側断端が陽性」となることはないのです。

 

このように(5cmではなく)1cmの腫瘍でも、きちんと「乳頭直下」「完全に端まで」切除するので縦方向の拡がりは温存手術のしやすさと(整容性の維持)とは無関係なのが解ります。

 

 

 

ただし、きちんと「乳頭を超えた切除」や「完全に末梢まで」切除しない、このような「なんちゃって温存」をしてしまうと

★断端陽性や乳房内再発のリスクが著しく上昇するのです。

 

同じ「5cm」の拡がりでも…

このように「横方向」が5cmだと…

温存は不可能=整容性が保たれない

ことが一目瞭然ですね。