毎度お馴染み?のパスタ
最近は面倒だから?
オクラと納豆もin しています。
all in one modelとでもいいましょうか…
そこに餃子もin
トーストは一見名古屋風小豆トーストに見えます?が、実際は(ふるさと納税の)小岩井レーズンバターです。
パスタとトースト。(一見)とても炭水化物ちっくに見えますが、実はコンニャクパスタなのです。
○ 本文
再発治療を支える「成功体験」
ある症例(Aさん)
PET
頸部リンパ節(L)
US
頸部リンパ節
血管(内頸静脈)の下に描出
US
SC
術後数年経ってからのPETでの頸部、鎖骨上、縦隔リンパ節再発
因みに遠隔再発はありませんでした。
担当医からの治療方針は「ホルモン療法を変更して半年間経過見ましょう」
皆さん、このコメントの意味。汲み取れますか?
明らかに「再発は何をしても同じ、まぁ患者さんの手前(一応)ホルモン療法を変更して体裁を整えておこうか。」
患者さんが主治医にいくら積極的治療を希望しても全く相手にしてくれません。
それで当院を受診したのです。(ちょうど最近のYOUTUBEラッシュを見たからのようです)
仮に、この患者さんが○○がんセンターのような施設にセカンドオピニオンに行ったとしたらどうなったか…
私の予想では『薬物療法のガイドラインに沿って、CDK4/6 inhibitorを(ホルモン療法に)併用しましょう』となったと推測します。
これが(もう少し実践的な経験を持った医師ならば、同じセカンドオピニオンでも)『CDK 4/6 inhibitorを併用する前に、(リンパ節転移には著効が期待できる)放射線照射も検討してもいいでしょう』となります。
しかし私が提示した治療法は上記とも違いました。
鎖骨上リンパ節は手術できます。
頸部リンパ節も同視野から取れる範囲は取りましょう。何故なら放射線照射するにしても「手術で摘出することで、再再発のリスクは低減すると期待できる」からです。
術後に、(頸部リンパ節や縦隔リンパ節も含めて)全ての範囲に照射しましょう。
その後の全身療法はCDK4/6 inhibitorが主体となりますが、(あなたがinvictusならば)その前に抗癌剤で期間限定的に(3か月~半年間)叩くという選択肢もあります。
私はこの程度では屈服しません。何故なら成功体験があるからです。
成功体験
ここからはBさん
治療前)
皆さん、どれが縦隔リンパ節再発部位なのか?解りました?
綺麗になくなっているのが解ります。
治療は放射線と全身療法です。
Bさんは、SCにも再発しました。
その当時(8年以上前です)、私にSC再発を手術するなど思いつきもしませんでした
が…
ここで、この患者さん自身が「自分自身の運命」を変え、それが私の成功体験となりその後の再発治療を変えることとなった一言、『先生、どうしても手術して下さい!』
この患者さんからの一言が今の私を作ってくれたのです。
ホルモン療法で3か月に1回診察するたびに、(心の中で)この患者さんに感謝を感じています。
成功体験こそ、その医師を成長させるのです。