磨かれた石とタイル
ピカピカの金属
バスルームは全面タイル張りです。
前面ピカピカのタイル
シャワールームも完璧です。
いきなりのphoto 3連発!
そう、先週の連休はインターコンチネンタル横浜Pier 8でした。
何故かと言うと、シェルターガーデン日光と対比することで自分が何を感じるのか?
とても興味がありました。
このホテルは(私的には)完璧でした。
ラグジュアリーホテルで圧倒されるのは、やはり水回り!
ピカピカのタイルが一面に貼ってあり、セラミックも金属にも陰りがない!
設備だけではありません。
ホテルマンの俊敏な動きと素敵な笑顔。食事もタップリで追加をオーダーしても「それはセットに含まれていません」みたいなことは一切言わず「勿論大丈夫ですよ」
そう、私が求める非日常はここにありました。
「ありました(過去形)?」
やはり気付いてしまいました。
シェルターガーデン日光を経験してしまったら、すでにそこは完璧とは言えなくなってしまったのです(ちょっと、大袈裟?)
設備では劣っていても…(比べること自体ナンセンスと言えますが)
やはり本物のホスピタリティーは、そこにあったのです。
〇本文
海外在住、腋窩再再発。(前回の「再発」時には手術施行)
今回も主治医(腫瘍内科医が主治医のようです)は手術を推奨し執刀医を探したのですが…
執刀医の答えは「No」
何故かと言うと、手術前の全身検索でSCにも転移が指摘されたからです。
★「腋窩郭清しても、鎖骨上に残存してしまう。それでは意味がない。鎖骨上は手術は通常しない」
Aさんは、果たして自分自身がこれを受け入れられるのか?(すでに手術不能として抗がん剤の治験にエントリーされて、それも始まっていましたが…)
手術相談メールに辿りつきました。
まず私はメールで尋ねました。(海外在住だから、可能な限りメールで把握しておかなくてはなりません)
「何故、手術しないのか?」⇒それに対する回答は★
前医の回答は予想通り(Japanese doctorsとそこは全く変わり映えしませんね)
更にメールで「実際に手術可能な状況なのか?は私自身が診察しなくては判断できません。可能性として、せっかく海外から受診されても(手術不能ですと)無駄足になる可能性もありますが、それを承知してもらわなくてはいけません」
⇒了解しました。
腋窩再発
ドップラーで囲まれた部分にリンパ節が2つ並んでいます。
これらが一塊となり約21mm
♯枠の左下の腋窩静脈とは距離があり「手術可能」と判断
SC 転移 6mm 小さい!
左は内頚静脈
ドップラーで色がついているのは血管
左:総頚動脈 右:鎖骨下動脈
SCは小さいが、内頸静脈に極めて近接しています。
SCの手術の可否は「場所(重要血管との距離)」と「大きさ」です。
確かに内頸静脈の裏に「少々」潜り込んではいますが、この場合この「小ささ」であれば手術可能と判断しました。
私の切ったカードは「手術可能」
鎖骨上郭清+腋窩郭清 普通は行わないのでしょうが、(私にとっては)何の変哲もない手術となっていました。
「今週のコラム 407回目」のようなハラハラドキドキの場面もなく、たんたんと手術は終了。
夕方、(ごく普通に)「完璧に取れましたよ」と話した時のAさんの「本当に!」という(思った以上の)喜びように、一瞬虚を突かれてしまったくらいです。
前医で手術できないと言われて、はるばる海を渡ってその夢が叶った(この表現はきっと、大袈裟ではない筈)ことを祝福しつつその晩は、いつものスパークリングワインも、また格別なり。