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今週のコラム 534回目 「ステージ Ⅳだと手術はできない」宣言、それは正しいのか?

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土曜日

それは至福の時間

ポルトガルワインを飲みながらの(頂き物の)素晴らしき仲間たち!

 

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この「生ショコラ」バウム

一目見た瞬間に「ただ者ではない」感を漂わせていましたが…

予想的中! 本物にはオーラがあるのです。

 

 

 

〇本文

(それは)一通のメールから始まった

(以下、一部抜粋)

10月頃から胸にピリピリした痛みが出てきて、しこりが大きくなり、11月中旬頃から腫れて、痛みが引かないので、

〇/〇に〇〇病院を受診。

〇日、〇〇中央病院へ。

両方の先生に「ステージ4だと手術はできない」と言われました。

 

 

また出た!

ステージⅣだと手術できない」発言!

 

 

 

そう、その通り!

さんざん(今までも)言い尽くしてきたことだけど…

まずは現時点までのガイドライン(乳癌 診療ガイドライン2022年版 治療編)を確認しておこう。

★ここで注目すべきは「(オリゴ転移を有する)ステージⅣ乳癌」と「ステージⅣ乳癌」に分けてそれぞれに記載があること

①オリゴ転移を有するステージⅣ乳癌

(抜粋)オリゴ転移を有するStage Ⅳ乳癌に対しては原発巣切除を行うこととされており、その意義が再度評価されている

 

②ステージⅣ乳癌

(抜粋)生存期間の延長を目的とした原発巣切除は勧められないが、局所制御を目的とした切除は勧められる

 

 

大きな皮膚浸潤を伴う腫瘍

(更にメールの記載のように)

腫れて、痛みが引かない

 

 

 

 

そもそもが…

ステージⅣ乳癌では(oligometastasisでなくとも)「局所制御を目的とした切除」は勧められているのに対し、「ステージ4だと手術はできない」とは何事!

腫瘍は皮膚浸潤し、(このままでは)数か月以内に「手術不能」となることは明白! 更に「痛みがある(鎮痛剤を内服していましたが完全には引かない)」

この状態を「局所制御を目的とした手術が必要」と言わずして何というつもりか!

その上で!

 

 

その上で?

 

 

 

そう。

そのうえで(上のCT,PETで示したように)明らかにoligometastasisなんだ。

つまり上記★で言えば①に相当する。

つまり、例え「局所制御が必要」な状況でなかったとしても(予後の改善の可能性もあるため)『絶対、手術すべき』だったといえる。

そうだろ?

 

 

本当、そうだね。

その医師達の「ステージ4だと手術はできない」宣言に異議あり!

 

 

 術翌日の写真 

手術時間 1h23min. 出血量 2cc (実際にはガーゼ付着分を見積もって)

手術とは、こんな(程度の)ものです。

術前「いつ破裂するのか不安に思いながら、しかも痛みを(鎮痛剤を飲みながらも)我慢しながらの日々」からの、解放!

 

前医達には、何故患者さんのこの思いが何故伝わらないのか? 何故そんな簡単なことができないのか?

「ステージⅣだと手術はできない」って言っていて恥ずかしくない?