Site Overlay

乳癌手術のブログ 2020/7/15  (腋窩再発は)慣れないと「なかなか手が出せない」領域

みなさん。おはようございます。

7月13日のnayk🗻 さんの掲示板の書き込み

(以下、抜粋)

実は数ヶ月前、主人の関係の方のお友達が再発(局所か遠隔かはわからない)したらしく、聞くと地元で治療して数年経っている。今回再発という事で地元では手術はしないと言われた。○○さんの奥様(これが私)は東京まで行ってすごい先生なのでは?教えて貰えないか?と言われて紹介し、すぐに連絡をとり、あっという間に対応して貰えて、詳しくは細かい事は何も聞かなかったけれども、田澤先生の対応の速さと、治療してもらえる事への感謝の言葉を聞きました。転院してよかったと、地元の医師が信頼できないと、教えてもらえて感謝してると言われました。
本当に良かった✨
局所か遠隔かもわからないけど、地元でどちらも分けずにひとまとめ、再発したらダラダラと消極的な治療を提案されたのは、想像に難くありません。

返信もしましたが、掲示板の中に埋もれてしまう(このブログとどちらが「埋もれる」ことになるのかは定かではありませんが)のも残念なのでここに掲載しました。

★ 一時期、「再発後の腋窩郭清」についてコラムで記載して以来、(以下のコラム参照)
今週のコラム 230回目 リンパ節再発 あなたは諦めますか?

今週のコラム 185回目 腋窩再発vol. 1 腋窩郭清が必要な場合には、是非「病院選び」に慎重になりましょう。その選択が第1のturning pointとなるのです。

今週のコラム 186回目 腋窩再発vol. 2 内側アプローチの肝(キモ)は、癒着していない奥(レベルⅡ)から郭清することで再手術であることの欠点(risk)の回避なのです

他施設で「腋窩再発」と言われ(当然のように)「手術はできない」と言われて当院に転院して手術する方が増えています。
今回nayk🗻 さんがご紹介いただいた方が、腋窩再発なのか?は(文中にあるように)全く不明ながら、turning pointとなり今も満足されていることを願うばかりです。
日頃から腋窩鎖骨下郭清を丁寧にやってきたから対応できましたが、(腋窩再発は)慣れないと「なかなか手が出せない」領域だと思います。
QAがあってことの私の経験を、是非役立てたいと(この投稿をみて)改めて思った次第であります。(国会答弁風)
年齢 50-59歳
入院期間 3日間
痛み 3
他県からの転院で田〇先生に肥大乳房全摘+腋窩郭清レベル2手術をしていただきました。
術後の麻酔がきれてからの1時間位が痛みのピークで痛み止めの点滴を入れて頂きましたが、以降は安静時の痛みは殆ど無くなりました。
一番辛かったのは空腹(笑)で引水が解禁してすぐ空腹を紛らわすために飲みすぎたようで吐いてしまいました。
左腕を動かしすぎて痛くなり、夕方に頓服を処方してもらったりもしましたが、夜の田〇先生の回診時には耳まで腕が挙がりその後はグッスリ眠れ翌日の午前中に問題なく退院できました。本当にありがとうございました。