こんにちは。田澤です。
昨日は「ほぼ」丸一日掲示板が止まってしまい、ご迷惑おかけしました。
CT
ふと外科研修医だった頃を思い出していました。
私が研修医だったころは「CTは滅多に撮らないもの」という時代でした。
今考えると、その理由が明確ではないのですが、理由の一つには「性能の悪さ」はあった筈です。
最新のCTに比較すると「遅い(検査時間が長い)」し「被ばく線量が多い」、また使用する医師側にも「そんなもの使わなくても、(今まで通りエコーや単純レントゲンで)診断できる」という自負があったのだと思います。
外科研修医の腕の見せ所は「アッペ(急性虫垂炎)」や「イレウス(腸閉塞)」による急性腹症(緊急手術が必要な状況)の見極め
腹部エコーで一生懸命「アッペ」を探したり(これが結構難しい)、聴診器で「金属音(壊死性腸閉塞の手懸り)」を聴き分けたり…
時代は流れて、現在。驚いたのは、とにかくCTを撮影していること。
看護師「腹痛です」
医師「じゃー、CT撮っておいて」
えー。 それでいいのか?
昔の技術はどこへ行った? CTでないと解らない事なんてそんなにない筈。 被ばくはいいのか?(たつのおとしごさん、どう思いますか?)
ここ江戸川に来る前に、(短期間だけ)赴任していた八〇私立市民病院で、研修医が若い女性や小児にばんばんCTを撮影する姿に、とうとう苦言を言ったことを想いだします。
ちょうど大学時代の同期の小児外科医も大賛成してくれました(子供に同じ症状で月に何回もCT撮るな!と)
〇 コロナ時代
現在、院内感染防止のために入院患者さんには例外なく「入院時CT]撮影させてもらっています。
yura ❤️さんが、月曜日手術なのに土曜日入院なのは、(私のせいではなく)コロナのせいです。
早く、終息して「入院前CTが無くなる」日を待ち望んでいます。
年齢 70-79歳
入院期間 2日間
痛み ほとんど無し
退院して早や一週間が過ぎました
お陰様で痛みも少なく充実した毎日を送っております。
本当にありがとうございました。