皆さん、こんにちは。

ベージニオ、ご存知ですか？

『今週のコラム　156回目　「物は言いよう。」ですね。』にも登場した「アベマシクリブの商品名」です。

実際に発売され、（当院では今月の薬審にかけてから納入されるため）来年からの使用開始となりそうです。

〇このように新規薬剤が登場すると（全国から “選ばれた” 乳腺外科医を集めて）「発売記念講演会」なるものが主催されます。

最近では「イブランス」その前は「ジーラスタ」など記憶に新しいところです。

その際には、担当のＭＲ（製薬会社の営業マン）から『是非、先生（のような治療の最前線にいらっしゃる方）に、参加してもらいたいのです。お願いします。』

などと言われます。

そういわれると、私も俗物。『私は参加すべき（資格をもっている）かな？』少し、気分が上がるものです。（単純でスミマセン）

〇ところが、今回の「ベージニオ」ではイーライリリーの担当者からは（「是非、参加してください」ではなく）『（お忙しいでしょうから）もしお時間があれば参加してください。』でした。（何となく熱意が伝わらない）

つい昨日のことです。

★日本人的な『相手を気遣い、曖昧さを残す』気遣いとしては正しいのかもしれませんが、『相手をのせる（いい気にさせる）』にはどうでしょう？

この世界に20年以上いると（いつの間にか25年になります）「敏腕ＭＲ］なる人物に（たまに）遭遇します。

「この人（ＭＲ）の言う薬なら使ってみようかな？」

何時のまにか、その気にさせられます。

「敏腕営業マン（車のセールスマンやハウスメーカーの営業マンなど）」は、あらゆる商売の世界に存在しますが（それとは一見無関係なような）この医療の世界にも、それは存在するのです。

さて、今回紹介するのは…

50～59歳　女性

入院期間　3日間

痛み　2

「血性乳頭分泌物に気が付いてから半年余り、無事手術を受け終わりホッとしています。

乳がんプラザより学び、無意味な経過観察を余儀なくされないよう、広島からやってまいりました。

良性か、悪性か白黒はっきりさせて、一歩前に進めることへの喜びを感じております。

QandAに出会えたことに感謝！！　田〇先生、ありがとうございます。

「乳頭分泌（特に血性）ではたくさんの方々が悩まれています。継続（3か月以上）する方は是非参考にしてください。」