乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:6048]
性別:女性
年齢:31歳
初めまして。
お忙しいなか恐縮ですが、妊娠中から現在の経過を相談させてください。
現在、生後4ヶ月半の子供に授乳中です。
以下、経過です。
2016年10月下旬
レディスクリニックにて、乳がん検診。
医師によるエコー+触診 問題なし。
(2017年1月妊娠判明。
分娩施設のあるA病院へ)
4月中旬
A病院の中の乳腺外来にて乳がん検診。
技師のエコー+医師の触診。
エコーで右胸外側に乳溜まりのようなものがあり、
増えたり大きくなったりしないかをみるため3ヶ月後再診となる。
半年前に乳がん検診を受けて問題なしだったこともあり、大丈夫だと思うと言われた。
7月中旬
再診。
技師のエコー+医師の触診。
右胸外側の乳だまり、大きさに変化なし。
悪性だと大きくなったりするので、変化がないということは大丈夫だと言われた。
半年後に再診となる。
9月下旬(出産の翌日)
右胸から血乳がでるため、再度エコー+触診。
母乳は血からできているので血がでるのは心配いらないとのこと。
右胸外側の乳だまりに変化はなし。
念のため3ヶ月後再診となる。
(血乳は3日後止まる)
2018年2月 中旬(前回から4ヶ月半経過してしまった)
いつも通り技師エコー+医師の触診。
右胸外側いつもの箇所について、エコーで変化がみられるため、細胞診を行った。
結果が2週間かかるため現在結果待ち。
(検査後は血乳がでたが、翌日には止まった)
細胞診の結果が悪性であった場合、組織診を行うとのこと。
質問1
妊娠中、「形や大きさが変化しないから乳溜まりだろう」と言われ経過観察だったものが、今回形や大きさが変化したということは、妊娠中から乳溜まりではなく悪性のものであった可能性が高いのでしょうか?
質問2
上記のような経過でエコーで変化が見られたため細胞診をした場合でも、良性である場合もあるのでしょうか?
経過観察中に「変化がないから大丈夫だ」と言われてきたので、変化があった今、ほぼ悪性なのだろうと不安で仕方ありません。
質問3
細胞診の結果が悪性であった場合、組織診を行うと言われていますが、可能であればマンモトームを行ってもらえる所でマンモトームを行うのがよいでしょうか?
また、良性であった場合も、
細胞診では不安が残るため組織診をしてもらいたいという思いが膨らんできているのですが、それは不要でしょうか?
おかしな質問をしていましたら申し訳ありません。
どうぞよろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「エコーで変化がみられるため、細胞診を行った。」
⇒この「程度が不明」です。
 あくまでも「念のため」である可能性も高いです。
 ★そもそも最初の所見からして「乳溜まり?(ミルクが貯留している嚢胞のこと?)」という所見なのだから、急に「心配の有る状況になる」というのは不自然に感じます(率直に言って)
「妊娠中から乳溜まりではなく悪性のものであった可能性が高いのでしょうか?」
⇒「悪性」とは俄かには思えませんが…
「細胞診をした場合でも、良性である場合もあるのでしょうか?」
⇒良性の可能性が高そうな印象です。
「質問3細胞診の結果が悪性であった場合、組織診を行うと言われていますが、可能であればマンモトームを行ってもらえる所でマンモトームを行うのがよいでしょうか?」
⇒「所見」によります。
 金太郎飴のような「何処を刺しても結果が同じ」ような所見であればバネ式でもいいでしょう。
「また、良性であった場合も、細胞診では不安が残るため組織診をしてもらいたいという思いが膨らんできているのですが、それは不要でしょうか?」
⇒エコーの所見次第(そもそも、悪性を疑う所見なのか?からして疑問です)です。
 最終的に「心配が晴れない場合には、その方がいい」と思います。
 
 

 

質問者様から 【質問2 乳溜まりが変化?細胞診の結果待ち】

性別:女性
年齢:31歳
前回、乳溜まりが変化?細胞診の結果待ち
[管理番号:6048]
というタイトルで質問をさせていただいた者です。
いただいたお答えを拝読し、
心を落ちつかせることができました。
本当にありがとうございました。
先日、細胞診の結果説明を受けてきましたので、再度質問をさせてください。
判定:検体適正;正常あるいは良性
判断:Suggestive of
benign ductal lesion
細胞所見:双極裸核細胞やタンパク様物質を背景に、二相性を示す結合的良好な乳管上皮細胞の集塊や、異型性を示さないアポクリン化生細胞が認められます。
悪性所見はありません。
出現細胞:円柱上皮細胞 1+
化生細胞 少数 赤血球 1+
好中球 少数 リンパ球 少数
組織球 少数
ーーーーーーー
前回は、「乳だまりだろう」と経過観察をしてきて「変化があったので細胞診をした」
としか聞けていませんでしたが、変化の程度は下記のようなものとわかりました。
2017年4月中旬
技師のエコー所見:6×6×5㎜
低エコーmass様像(+) 妊娠の影響か?>papilloma 血流(-)
7月中旬
技師のエコー所見:7×7×5㎜
低エコーmass様像(+) 血流(-)
医師所見:乳瘤か
9月下旬(出産の翌日)
技師のエコー所見:9×9×6㎜
低エコーmass様像(+) 血流
(-)
医師所見:ほぼ不変
2018年2月中旬
技師のエコー所見:11×13×4
㎜ 低エコーmass様像(+)
血流周囲に(+)内部に極少量か。
前回からサイズアップ傾向。
内部にcystic area.duct拡張を認めます。
流動性もあり、cysticな印象です。
医師所見:視触診
mass(-)discharge(-)
LN(-) A)S/o IPP R/o
Cuoの為FHA 細胞診
[6703]D410② N004
N007
2週間後結果説明
mass FHA :S/o benign
ductal lesion
S/o 乳管内乳頭腫 半年
後US follow up
ーーーーーーー
エコー技師も医師も女性でほぼ毎回違う方で、医師は技師のエコー画像を見て判断しています。
今回の医師によると、「大きさの変化」よりも、黒い丸だけだったものが、「しこりのまわりに水のようなものがボコボコ見えてきた」ので細胞診をした。
悪性なら組織診を
と思ったが、良性結果なので、半年後にまた大きくなっていないか来るようにとのことでした。
境界は明瞭ですか?と聞くと、 エコー画像を見て、 あいまいです、とのことでした。
組織診をしてほしいと希望したのですが、細胞診の結果が良性なので、それで確定でよいと思う。
組織診したら血も出るしね…今は必要ないよとのこと。
半年後大きくなっていればその時は組織診をする。
乳管内乳頭腫は長い目でみると、なくなっていく場合もある。
細胞診は一部の結果なので他全てが良性かはわからないが、経過観察も半年は間をあけないと変化がわからないので、半年後に来るように。
細胞診後に血乳がでたのは、
乳管内乳頭腫が原因なので、
また今後も血がでることがあると思うが、同じ穴から出るならそれが原因なので問題ない。
授乳も問題ない。
他の穴から血が出ることがあれば来てください、とのことでした。
ーーーーー
質問
①細胞診のみで乳管内乳頭腫と判断し、半年後の経過観察でよいものでしょうか?
エコーの所見によると思うのですが…確定診断が必要ではないでしょうか?
②エコーで境界があいまいなものは注意が必要で確定診が必要、と拝見したのですが、
私の場合は、境界はあいまいだが総合的にみて組織診をしなくても大丈夫だと判断されたと考えられるでしょうか。
③ 授乳するのは問題ないと言われましたが、搾乳をすることもあり、その際に腫瘍のある辺りを押す、摘まむといったことは避けたほうがよいでしょうか?
④長い目でみると、乳管内乳頭腫がなくなっていくことも
あるのでしょうか?
現在、少しずつですが大きくなっているのに、どうしてそういった見通しになるのかな…?と疑問に思ってしまいました。
⑤嚢胞内腫瘍を針生検をすると病変が散らばる可能性があると拝見しましたが、細胞診で乳管内乳頭腫といわれたものを、確定診断のために針生検をするのは大丈夫でしょうか?
摘出生検が唯一の方法でしょうか?
⑥先生のところへ診察に行かせていただけたなら、どのような検査の流れになるでしょうか?
⑦乳管内乳頭腫と確定した場合、授乳中のため分泌などがわかりづらいので(現在は血などは出ていません)、授乳中の今は、 「分泌が無いと、乳頭腫が発生した乳管を同定することは不可能となり、乳管腺葉区域切除をしようにもできず、 腫瘍摘出術にせざるを得ない 」状態にあたりますか?
血乳が3ヶ月ほど続く状態になれば、乳管造影をして乳管腺葉区域切除を行うことが可能になるのでしょうか?
⑧現在の状態は、まだまだ先生に診ていただくほどのものではないでしょうか。
関西在住ですが、子どもも小さいですので後悔のない選択をしたいと思っています。
たくさんの質問で恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いいたします。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「検体適正;正常あるいは良性 判断:Suggestive of benign ductal lesion」
⇒この細胞診所見で「乳管内乳頭腫を想定」することはできません。
 乳管内乳頭腫は細胞診すれば「クラス3 papillary lesion」となる筈です。
 
★つまり、担当医の『S/o 乳管内乳頭腫』『細胞診後に血乳がでたのは、乳管内乳頭腫が原因』というコメント自体に、根拠が無いようです。
 細胞診すれば、その出血が乳管から(一時的に)出る事はありますが、(細胞診をすることで血性分泌となったことを)「乳管内乳頭腫の根拠」のように判断することは大間違いです。(その内、止まるでしょう)
★妊娠授乳期ということを考慮すれば、『授乳期腺腫』の方が考えやすいです。『今週のコラム 102回目 妊娠授乳期の「(突然できたかのような)大きい、しかし扁平な腫瘤」を見たら… それは、「授乳期腺腫」かもしれません。』をご参照のこと。
 授乳期腺腫を細胞診すれば(クラス3 papillary lesionにはならずに)「クラス2 正常あるいは良性」となります。
「①細胞診のみで乳管内乳頭腫と判断し、半年後の経過観察でよいものでしょうか?」
⇒乳管内乳頭腫と言うよりも…
 授乳期腺腫ではないでしょうか?
 それであれば、「半年後には縮小して消失」もありえるかもしれません。
「確定診断が必要ではないでしょうか?」
⇒細胞診結果(クラス1もしくは2ということです)からは、必ずしも必要ないようです。
「境界はあいまいだが総合的にみて組織診をしなくても大丈夫だと判断されたと考えられるでしょうか。」
⇒細胞診結果もあるでしょう。
「その際に腫瘍のある辺りを押す、摘まむといったことは避けたほうがよいでしょうか?」
⇒それは「考え過ぎ(気にする必要はない)」です。
「現在、少しずつですが大きくなっているのに、どうしてそういった見通しになるのかな…?と疑問」
⇒エコー像が「悪性には見えない」ということだと思います。
「細胞診で乳管内乳頭腫といわれたもの」
⇒これは違う(細胞診で乳管内乳頭腫を疑われているわけではありません)ようです。
「確定診断のために針生検をするのは大丈夫でしょうか?」
⇒嚢胞内腫瘍ではないので、(必要かどうかは別として)問題はありません。
「⑥先生のところへ診察に行かせていただけたなら、どのような検査の流れになるでしょうか?」
⇒私のところに来たのであれば、その場でMMTEしてしまうだけです。(それ以外で「あーだ。こーだ。」言っても解決にはなりません)
 ただ、「今週のコラム102」でもあったように、(受診してみたら)「明らかに小さくなっていた」ようなら、中止するかもしれませんが…
「血乳が3ヶ月ほど続く状態になれば、乳管造影をして乳管腺葉区域切除を行うことが可能になるのでしょうか?」
⇒そうはならないでしょう。(乳管内乳頭腫と考える根拠が薄弱です)
「⑧現在の状態は、まだまだ先生に診ていただくほどのものではないでしょうか。」
⇒細胞診でクラス1なのだから…(私の頭の中では95%以上、良性だろうな。と思って読んでいます)
 ★ただ、(どうしても気になるから)「良性の可能性が95%以上でもいいから、MMTEでけりをつけたい!」と考えるなら、市川予約(3カ月後だとしても、全く問題ありません)してください。
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