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術前ホルモン療法(4週間)を受けた場合のki67値の取扱い(オンコタイプの要否判断)について

[管理番号:11118]
性別:女性
年齢:43歳
病名:乳がん
症状:
投稿日:2023年5月21日

田澤先生、初めまして。

この5月にがん専門病院にて、浸潤性乳管癌で左胸を全摘し、病理結果が出たのですが、ルミナルA、Bの判断(抗がん剤の判断)にあたり、本当にオンコタイプDXを受けなくても良いのかと不安になっています(術前にホルモン療法すると無償プログラムから外れると知らず、待機期間中に4週間服薬してしまったため、受けるなら自費です)。

以下、診断手術の過程です。

2021年9月
マンモグラフィ検診で石灰化と構築の乱れ・要精密検査となり、針生検にて乳腺症の診断
2021年12月
心配だったため、マンモトーム生検を実施してもらったところ、ALH診断となり、以後3ヶ月ごとに経過観察
2023年1月
大きな変化は無いものの経過観察に疲れたため、摘出生検を実施
2023年2月
左胸、浸潤性乳管癌の告知。

【病理結果】しこり①(後にもう一つしこりあったので番号つけます)
 ・浸潤径 11mm×7mm
 ・ER90%(Allred 5+3)
 ・PgR90%(Allred 5+3)
 ・HER2 0
 ・Ki67 4%
 ・断端陰性
 ・脈管侵襲 無し
 ・組織学的グレード1 核異型度1

その後、術前のMRI検査でしこり①から2-3センチ離れたところに、
悪性を疑う7mmのしこり②があることが判明。
手術で一緒に取るとの事で生検は実施されず。

多発と年齢から遺伝性乳がん検査を勧められて受検、結果陰性。

当初再建も検討しており、待機期間も長くなることから、術前ホルモンを提案され、術前に服薬開始。

2023年5月
左胸全摘
【病理結果】
しこり①の周囲に癌組織はなく、切除生検で取り切れていた
しこり② 浸潤性乳管癌
 ・浸潤径 9mm
 ・センチネルリンパ節生検 陰性 0/2
 ・ER90%(Allred 5+3)
 ・PgR90%(Allred 5+3)
 ・HER2 0
 ・Ki67 18%
 ・断端陰性
 ・脈管侵襲 無し
 ・組織学的グレード1 核異型度1

主治医からはグレードやホルモン陽性率、ki67を総合的に考えると、
オンコタイプまで実施する必要なく、、ホルモン療法5-10年を推奨と言われ、その時は納得して帰宅したのですが、後になって疑問が湧いてきました。

【疑問点】
・ki67値については、20を閾値としていると言われたものの、術前にホルモン内服した事を考えると、元々の値はもっと高かった可能性が考えられないだろうか?(術前生検してない部分のため術前の値も不明)
・その場合、本来であればオンコタイプを受けるべき症例なのではないか?
・術前のホルモン服薬はki67に影響を与えるものなのか?

主治医にも近く予約取って確認はしようと思ってますが、当初の経過観察の経緯(もっと早くに癌の診断が出来なかったのか?生検は適切だったのか等の想い)から、手術以降担当になった今の主治医は信頼しているものの、その病院の判断や説明だけで治療の判断するのはやや不安に思っている部分もあり、質問させて頂きました。

またご存知であれば教えて頂きたいのですが、私の場合、手術検体が二つあります(切除生検の検体、全摘の検体)。
その場合、オンコタイプの費用は2倍になるのでしょうか(2倍ならしこり②だけにしようかと)。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

4週間程度のホルモン療法ではKi67など、殆ど変化を与えないでしょう。
無論、OncotyepDX無償提供プログラムから外れるので行うとすれば自費となりますが(自費で本当に受け付けているのか?不明) もしも2つに行うのであれば費用は2倍となります。

オンコタイプDX

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/5/30
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