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今後の治療方針に不安。チーム医療とは?

[管理番号:9603]
性別:女性
年齢:50歳
病名:浸潤性入管がん(充実腺管がん)
症状:核グレード:2 ホルモン受容体:ER陽性 PgR陽性 HER2タンパク:陰性 がんのサイズ:6.5cmほど
投稿日:2021年7月27日

はじめまして。
現在通院している病院に不安があり、先生のご意見を伺ってみたくなりました。

2020年11月に初めて乳腺外来のクリニックを受診して左胸乳がんの告知を受けました。

紹介状を作成してもらう際「家に近いほうが通いやすい」という選択で、現在通院している○○センター宛てにしてもらいました。

告知を受けたクリニックで「全摘出になるだろう」の旨は聞いていた為、医療センターでの診察結果を聞いても
想定内だったので問題なかったのですが、「抗がん剤治療をしましょう。
手術先行でも問題ないけど、それだと(手術の日程を決めるのに?)時間がかかるので、手術前に抗がん剤治療→手術→放射線治療という予定になります。
それ以降は術後の結果で」と言われ、その時は何も疑問も抱かず、そのまま言われた通りの予定でお願いしました。

私自身があまり細かく質問しなかったせいなのか現在も分かりませんが、ステージやグレード、タイプ等の詳細が分からないまま、2021年1月よりEC療法(2週間に1回×4クール)+PTX療法(2週間に1回×4クール)の抗がん剤治療を受け(途中で血液検査結果が良くなく何度か延期しましたが)、2021年6月に全摘出リンパ腋窩郭清の手術を受けました。

7月半ばに手術の病理検査結果が出て「リンパ節への転移は1個だけでした。
ステージは術前3B→術後2Bになりました。
再発防止策の為に放射線治療を1か月ほど毎日通院してもらって、その後ホルモン療法をしましょう。
あと、再発予防の為に経口抗がん剤のゼローダを2週間1週間休薬×8クールをやりましょう」と言われ、月末から放射線治療が始まる予定です。

医師から冊子をもらったものの、ゼローダの事を詳しく知りたかった為ネットで色々検索している内にこちらへたどり着きました。

様々な人たちへの先生の回答を見ている度に、何だか今まで受けてきた医療に不安を感じました。

そもそも、その医療センターでの診察に不安要素はありました。

チーム医療を前提としており、主治医が確立していらっしゃらないようです。

最初に医療センターで診察を受けた医師が女医さんで、その人が主治医だと思っていたら春に突然居なくなって
しまい、不安なまま過ごしていた為、手術の日程を決められた際に思い切ってその時に診察して下さった医師に
聞いたところ「元々その医師は別の提携病院から期間限定で来てもらってた為、そちらに戻りました。
この病院ではチーム医療で皆さんの病状を把握しているので大丈夫ですよ。
乳腺の患者さんの主治医(責任者)は○○
(目の前にいた医師でした)という事になります」と言われました。

何だかいまいち納得しづらい状況ではありましたが「そういうものなんだろう」とその場では思いました。

手術をして下さった医師よりゼローダを勧められ、こちらのHPを見て色々不安しかありません。

今回の乳がんは初めてです。
再発でも転移でもありません。

ゼローダでの治療を断っても大丈夫なのでしょうか?

最悪、別の病院を探してみたほうが良いのでしょうか?

がんの症状や核グレード、ホルモン受容体等は告知を受けた乳腺外来クリニックで教えていただきました。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

適応外診療については本当に呆れるばかりです。(もう怒りの気力さえ、尽き果てました)

「ゼローダでの治療を断っても大丈夫なのでしょうか?」
⇒無論、絶対に行ってはいけません(適応外診療です)
 是非『今週のコラム 285回目 適応外診療とは? 添付文章を読み解く』をご覧ください。(既に読んでいるかもしれませんが…)