[管理番号:9347]
性別:女性
年齢:44
病名:乳癌
症状:
投稿日:2021年4月24日
適応外治療と術後腫瘍性病変見つからず
田澤先生はじめまして。
ずっと不安な中、心の支えでした。
いつもありがとうございます。
熟読してたつもりでしたが…。
画像上(エコー、MRI)、腫瘍8×6×6ミリ
エコーでは一見良性に見え、柔らかく血流も決め手にならないくらい。
術前針生検結果
組織学的には浸潤性乳管癌組織を認める
(乳腺組織3本、7ミリ6ミリ5ミリ3/3)
非浸潤巣を認める
ER70%
PGR 70%
Ki 30%
her2 fish陽性
グレード2
部分切除術、センチネルリンパ節生検実施
診断
Bleeding foci of the right
breast.
所見
右乳腺57×50×15mm(MRIでの乳管進展ありを考慮した大きさと)
Nippleの内側上方に、 出血. (Area A)
組織学的には、組織の中に、限局性の出血を認める。
腫瘍性病変は認められない。
(各ブロックの再薄切、 裏面薄切標本でも認められない。)
手術断端に特記すべき異常を認めない。
センチネル (0/3)
以上の結果を聞いたところです。
主治医の先生は針生検と術前のノルバデックス服用(約1か月)で小さくなってたのでは、と。
まだ病理の方で調べているそうです。
実際の浸潤径は不明のまま、her2陽性だったので、ハーセプチンとパージェタの点滴とホルモン剤継続、放射線治療ということに。
病理結果を聞きに行ったその日に勧められ、早速1回目の点滴をしてしまいました。
術前は浸潤5mm以上だったら抗がん剤、との説明を受けてました。
予想外の結果に言われるがままでした。
点滴中、浸潤5mm、抗がん剤併用、キーワードがぐるぐると。
帰って調べてみると、やっぱり適応外ですね。
田澤先生が怒ってらっしゃった。
そして針生検では確かに存在してたのに(浸潤5mm以上あったかも?)、術後の浸潤径が確認できない場合、先生はどんな治療法をされますか。
術後病理がわからないまま、治療はできるのでしょうか。
心配で怖くなってしまいました。
2回目の点滴予定も入ってます。
ここから抜け出す方法はありますか?
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
「そして針生検では確かに存在してたのに(浸潤5mm以上あったかも?)、術後の浸潤径が確認できない場合、先生はどんな治療法をされますか。」
⇒画像所見が不明なのでコメントは困難です。
5mm以上と考えればtrasutuzumab+pertuzuamb+docetaxelするし、5mm以下(の可能性が高い)と考えればホルモン療法のみとします。
★質問者も指摘しているように(抗がん剤併用無の)「trastuzumab+pertuzuma」は決して選択してはいけません。