自己検診の重要な点を列挙します。
1.サーと撫でるだけにする
グリグリ触ると、乳腺の凹凸を拾うだけで、無駄に心配の素を増やすだけ
2.触診の限界を知る。
米粒大のシコリを触診で発見することは不可能であり、ビー玉以上のものをターゲットとする
米粒大を触れるとすれば、それは表面のもの(浅いから触れる)が殆どです。乳腺は皮下脂肪の奥深くにあるので「そんなに小さなものは触れない」のです。
3.自己検診の継続こそ力なり
最初の頃は、「何でもかんでも、これはシコリ?」と不安になりますが(ビー玉以下のものは)自己検診の継続により「これが正常なのか!」と学ぶことができます。
それこそ「継続は力なり」全ての道はローマに続くのです。
4.エコーこそ解答である。
このQandAでも「しばしば」出てくる、過剰に自己検診をしては、心配になり、その都度乳腺外科を受診して「また来たの?!」みたいに言われる方。
どうしても自己検診の継続が不可能(性格的に耐えられない)な場合には、(自己検診は一切やめて)「半年に1回のエコー」としましょう。
エコーこそ解答なのです。その結果を疑うのは「そもそも」止めましょう。
半年に1回エコーしていれば、間違いなく(万が一の時でも)早期発見となります。
過去の以下の記載も是非、参考にしてください。
『今週のコラム29回目 それが自己検診なのです』
『今週のコラム 150回目 ★最良の検診が「半年に1回のエコー」であることは間違いありません。』
『今週のコラム 154回目 乳腺の厚みのある部位(A)では皮膚から遠くて「米粒大は絶対に触れません』
「あるあるQ11」『自己検診に悩む方は、まず『乳がん 恐怖 検診のペース』の回答をご一読してください。』